毎年シーズン開幕と同時に行われるテニスのエキシビション 国別対抗戦 ホップマンカップ(オーストラリア/パース、ハード)は、2013年12月28日から2014年1月4日まで地元オーストラリア始め、昨年チャンピオンのスペインなど8カ国で争われる。
各国男女1名ずつで戦うホップマンカップは8チームを4チームずつ2グループに分け、男女それぞれのシングルスとミックスダブルスの3試合で勝敗を競い、各グループの1位同士が決勝戦を行い優勝国が決まる。
今年はオーストラリア、スペインに加えて、ポーランド、アメリカ、チェコ共和国、カナダ、イタリア、フランスの8カ国が出場する。
地元のオーストラリアからは女子のエースで2011年の全米オープンチャンピオのS・ストザーと、男子若手の期待の星である
B・トミック(オーストラリア)で臨み、1999年に優勝した
M・フィリプーシス(オーストラリア)と
J・ドキッチ(オーストラリア)以来となる2度目のタイトルを狙う。
前年度チャンピオンのスペインは、
F・ベルダスコ(スペイン)と組んで優勝を飾った
A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)が2年連続3度目の優勝を狙う。今回のパートナーである
T・ロブレド(スペイン)は、2002・2010年と2度の優勝経験を誇る。
また、当初ポーランドは女子から2年連続でトップ5フィニッシュした
A・ラドワンスカ(ポーランド)が、2012年の終盤から目覚ましい活躍をみせた
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)と出場する予定だった。しかし、世界ランク21位のヤノヴィッツはオフシーズン中に足を負傷したため欠場を表明、代わりに世界ランク287位のG・パンフィルが出場する事となった。
これまで何度も優勝経験のある常連のアメリカからは2011年優勝のJ・アイズナーが、初出場の
S・スティーブンス(アメリカ)と組んで出場する。
チェコ共和国からはチェコ女子テニスを牽引する
P・クヴィトバ(チェコ共和国)が、プライベートでの交際を公にしている
R・シュティエパネック(チェコ共和国)と出場。クヴィトバは2012年にT・ベルディフと共に出場しタイトルを獲得しているが、シュティエパネックは同イベント初出場となる。
カナダからは伸び盛りの若手の布陣で臨む。女子は19歳ながら今季一気にランキングを急上昇させた
E・ブシャール(カナダ)が出場し、今季初のトップ10入りを果たした
M・ラオニチ(カナダ)とペアを組む。ブシャールは年初147位だったランキングを32位にまで上げた成長株。両者はこれが初めての出場。
イタリアからは右手首の手術から復帰を果たした
F・ペネッタ(イタリア)が、昨年に続く出場となる
A・セッピ(イタリア)とエントリーしている。ペネッタは2009年に出場して以来自身2度目の出場となる。
フランスは、突然の引退表明をした
M・バルトリ(フランス)に次ぐランキングの27位にいる
A・コルネ(フランス)が、トップ10の
JW・ツォンガ(フランス)と出場する。コルネは2009年に次いで、ツォンガも昨年に次いで2度目の出場。
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