来年1月7日から9日にかけてオーストラリアはアデレードのメモリアル・ドライブ・テニス・センターで開催される『ワールド・テニス・チャレンジ』と称するエキシビションに
M・ヒンギス(スイス)、
M・ナブラチロワ(アメリカ)、
T・オースティン(アメリカ)らが出場すると発表した。
今季ダブルスでの現役復帰を果たしたヒンギスは、往年の名プレーヤー達に加え、1993年5月に自己最高位の24位を記録したオーストラリア出身のN・ブラデキ(オーストラリア)とのシングルスのエキシビション・マッチを行う。
ヒンギスは「またアデレードの街へ訪れる事を楽しみにしている。オーストラリアの人達はテニスを愛しているし、アデレードも楽しんで時間を過ごすには最適な街。」
ブラデキは1988年の全仏オープンでベスト4入り。そして
M・ウッドフォード(オーストラリア)と組んだミックスダブルスでは、1992年に全豪オープンと全米オープンを制するなど、オーストラリアを代表する選手だった。
「こんな素晴らしい選手達、特にナブラチロワ、ヒンギス、そしてオースチンなどと肩を並べてテニスが出来る事は、まさに光栄な事。」と語るのは、このエキシビションに初めて参加するブラデキ。
「テニス以外でも、様々な催し物も楽しみにしている。こんな素晴らしい選手達と、リラックスした楽しい雰囲気の中でプレーが出来るなんて、夢のような機会に恵まれた。」とブラデキは、エキシビションへの思い加えた。
T・ウッドブリッジ(オーストラリア)と“ウッディーズ”としてダブルスでの一時代を築いたウッドフォードは、このエキシビションの主催者の1人。
「ヒンギスやナブラチロワはこれまでもこのメモリアル・ドライブでテニスを楽しんでいた。そして、アデレードの人々の事も愛してくれた。オースチンやブラデキも招いてくれて、またこのイベントに戻ってくれる事に興奮を隠せない。」とウッドフォードは、喜びを語った。
このエキシビションには男子からは往年の名プレーヤーに加え、現役選手達も出場する。
P・キャッシュ(オーストラリア)、
M・ビランデル(スウェーデン)、
H・ルコント(フランス)、
Y・ノア(フランス)、M・バアラミのレジェンドに加え、現役からは、
J・メルツァー(オーストリア)、
F・ロペス(スペイン)、
J・シャーディ(フランス)、そして地元オーストラリアの新人である17歳のT・コッキナキス(オーストラリア)が登場する。
来年が6度目の開催となるこのエキシビション。3日間に渡って2面のコートをフルに使ったイベントは、熱くそしてファンを楽しませるイベントになる事間違いない。
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