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男子テニスツアーのウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード)は24日、シングルス決勝が行われ、第9シードのJ・メルツァー(オーストリア)と第15シードのG・モンフィス(フランス)が対戦した。しかし、メルツァーが6-3, 2-1とリードした時点でモンフィスの途中棄権申し入れにより、メルツァーは思わぬ形で今季初タイトルを獲得した。
決勝戦、第1セットを落としたモンフィスは、第2セットの第3ゲームを終えた時点で脇腹などの治療を受けるも試合続行が不可能となり、棄権を申し入れた。
優勝を飾った32歳のメルツァーは、T・デ=バッカー(オランダ)、B・ペール(フランス)、D・ツルスノフ(ロシア)、S・クエリー(アメリカ)、モンフィスを破り、自身通算5度目の優勝を飾った。
今年2月に行われたPBZザグレブ・インドア決勝でM・チリッチ(クロアチア)に敗れ準優勝に終わるも、同大会でベスト4進出を決めた時点でキャリア300勝を達成していた。
メルツァーの自己最高ランクは、2011年4月に記録した8位である。
一方、準優勝のモンフィスはこれまで4度のツアー優勝を飾っているが、5度目のタイトル獲得とはならなかった。
今季モンフィスは、地元で行われた全仏オープン1回戦で第5シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)を4時間3分の大激闘の末に下すなどで3回戦進出を果たしていた。
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