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男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、賞金総額77万9665ユーロ、芝)は12日、シングルス2回戦が行われ、第2シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)が初戦となった2回戦でT・デ=バッカー(オランダ)を6-1, 6-4のストレートで下し、順当に3回戦進出を果たした。
今大会は上位シード8選手は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が今大会の初戦だったベルディフは、先に行われた全仏オープンでは、地元の声援を受けるG・モンフィス(フランス)の前に初戦で敗れる波乱に見舞われていた。この日はその敗戦以来となる公式戦だったが、世界ランク91位のデ=バッカーをわずか1時間5分で退けた。
ベルディフは第1セットをデ=バッカーにブレークポイントを全く許さない一方的な試合運びをしたが、第2セットでは6度のブレークポイントを許すも、これを全て凌いでストレート勝ちをおさめた。
「第1セットはスローなスタートだったけど、特に問題もなく試合を進める事が出来たよ。悪天候で試合開始が遅れたりして、試合に入るのが難しい状況だったけど、第1セットのプレーには満足している。第2セットに入ってサーブの調子を落としてしまって何度もブレークポイントを握られてしまったけどそれを凌ぐ事が出来て、最初のブレークチャンスを生かしてリード出来てからは良いプレーが出来たと思う。」
昨年はウィンブルドンとその後のオリンピックと芝での2大会で初戦敗退を喫していたベルディフ。「芝ではよく滑って転んでしまうんだ。試合が終わると白いウェアーが緑になっていて、皆に笑われるんだ。フットワークが常に課題。去年のオリンピックは最悪だったけど、今日は1度しか転ばなかったし、何とか対応出来た。そう出来れば結果に結び付いて来るものさ。全仏で早々に負けてしまったから、先週は芝へ向けて良い調整も出来ている。」と現在の状態をコメントしていた。
昨年の今大会は準々決勝で優勝したT・ハース(ドイツ)に敗れていたベルディフは、3年連続となる8強入りを懸けて第16シードのG・ゼミヤ(スロベニア)と対戦する。ゼミヤはこの日、S・スタコフスキ(ウクライナ)を7-5, 6-4のストレートで倒しての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は8万6300ユーロ。
【大会4日目スケジュール】
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○T・ベルディフ(2) vs. ●T・デ=バッカー, 6-1, 6-4
○M・チリッチ(クロアチア)(5) vs. ●I・ドディグ(クロアチア), 6-3, 6-4
○A・ドルゴポロフ(ウクライナ)(7) vs. ●S・ヒラルド(コロンビア), 6-3, 4-6, 6-4
●G・ディミトロフ(ブルガリア)(10) vs. ○L・ヒューイット(オーストラリア), 4-6, 3-6
●L・ロソル(チェコ共和国)(12) vs. ○B・ベッカー(ドイツ), 6-7, 5-7
●J・ニエミネン(フィンランド)(13) vs. ○D・エヴァンス(英国), 4-6, 7-6, 4-6
○G・ゼミヤ(16) vs. ●S・スタコフスキ, 7-5, 6-4
○K・ド=シェッパー(フランス) vs. ●R・ボパンナ(インド), 6-4, 6-3
○M・マトセビッチ(オーストラリア) vs. M・ロドラ(フランス) (途中棄権)
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