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女子テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は3日、シングルス4回戦残り4試合が行われ、前年度チャンピオンで第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が第17シードのS・スティーブンス(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで下すなどで、ベスト8が出揃った。
今大会前に出場したBNLイタリア国際女子でもスティーブンスと対戦して快勝していたシャラポワは「彼女(スティーブンス)はローマの時より数段良いプレーをしていたわ。彼女はそうしなければならないと分かっていたと思う。今回はまた違ったステージだし、ギアを上げる必要があると把握していたの。数週間前に負けた相手との対戦では、当然リベンジしてやろうって思うはずよ。今日の試合には、当然彼女はその意気込みで臨んでいたはず。」と、スティーブンスのプレーの変化を感じていた。
続けて「もちろんここは全仏オープン。風も強かったし状況も難しかった。そんな中で試合をする必要があったわ。忍耐が本当に大切だったの。だって変なポイントだってあったし、イレギュラーしてしまったポイントだってあったから。でも、その全てがチャレンジなの。そんな中、彼女に対して勝ち切れるプレーが出来た事には本当に満足しているわ。」と、勝利に喜びを語っていた。
そして「彼女には莫大な才能があると思う。それに現時点の彼女にさえ、まだまだ成長出来る部分が残っていると感じるの。これまで対戦した選手達の中には、今後この選手はもっと良くなるのだろうかって疑ってしまう人もいるけど、彼女は違うわ。既に今でも素晴らしいプレーをしているわ。ビッグショットも打てるし、サーブだって素晴らしい。それに加えて成長するのりしろも持っているの。」とスティーブンスの実力の高さを実感していた。
「今後彼女が正しい時間を正しく過ごす事が出来たら、確実に彼女には素晴らしい将来が開けるはずよ。」と太鼓判も押していた。
シャラポワは準々決勝で元世界ランク1位で第18シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と顔を合わせる。この日ヤンコビッチは、ノーシードから勝ち上がったJ・ハンプトン(アメリカ)を6-0, 6-2で一蹴しての勝ち上がり。
ヤンコビッチに対してシャラポワは「彼女とはお互い良く知っている仲。ジュニアの頃から何度も対戦した選手。一緒に多くの時間を過ごして来たわ。同じグループにいたから、同じような大会にいつも出場していたの。それにクレーは彼女のプレーに合っていると思う。彼女は常に諦めない選手だし、どんなボールだって返して来るの。ここ数年はちょっとスランプだったけど、今はより安定したプレーをしているし、そんな彼女をまた見れるのは嬉しい事。だってかつてはそんなプレーを続けていて世界の頂点にも立っていたからね。だから当然厳しい相手だし、対戦を楽しみにしているわ。」と思いを語りつつ対戦に気を引き締めていた。
【全仏オープン2013 男女対戦表】
【全仏オープン2012 男女対戦表】
【全仏オープン2011 男女対戦表】
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○M・シャラポワ(2) vs. ●S・スティーブンス(17), 6-4, 6-3
○V・アザレンカ(ベラルーシ)(3) vs. ●F・スキアボーネ(イタリア), 6-3, 6-0
○M・キリレンコ(ロシア)(12) vs. ●B・マテック=サンズ(アメリカ), 7-5, 6-4
○J・ヤンコビッチ(18) vs. ●J・ハンプトン, 6-0, 6-2
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