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男子テニスツアーのポルトガル・オープン男子(ポルトガル/オエイラス、賞金総額46万7,800ユーロ、レッドクレー)は5日に決勝戦を行い、第2シードのS・ワウリンカ(スイス)がクレーのスペシャリストで第1シードのD・フェレール(スペイン)を6-1, 6-4のストレートで下し、見事、優勝を飾った。試合時間はわずか64分だった。
試合後、ワウリンカは「再びツアーで優勝できて最高の気分です。優勝することは今季の初めに立てた目標でした。世界トップ4の選手に対する挑戦でした。今日の自分のプレーにとても満足しています。集中力を高め、自分のサービスの際には簡単には攻撃されないように心がけました。」と述べ、世界ランク4位の選手に勝った喜びを爆発させた。
ワウリンカは試合開始当初から攻撃的なプレーをみせ、ベースラインからのプレーで先手を打ち、フェレールにベースラインから下がったプレーを強いた。フェレールはワウリンカの非常にトップスピンがかかったストローク、特にバックハンド側で手こずり、いきなり最初の5ゲームを失ってしまう。
ワウリンカは目の覚めるようなフォアハンドのウィナーを何本も叩き出し、フェレールを圧倒した。フェレールは首を横に振るしかなく、結局ワウリンカが第1セットをわずか30分の6-1で先取する。
第2セットに入るとフェレールも少し調子を戻すが、やはり長いベースラインからのラリーとなるとワウリンカが安定して深いボールを打っており、なかなか波に乗れない。
このセットは4-4まで拮抗状態が続くが、第9ゲームでワウリンカがブレークに成功、5-4とすると、第10ゲームもしっかり締め、そのまま試合に終止符を打った。ワウリンカにとって今回の優勝はATPツアー4勝目となった。また決勝戦での戦績は4勝7敗となった。
現在、世界16位のワウリンカは「トップ10に戻るのは厳しいかも知れないけれど、昨年よりはよいプレーができており、今もうまくなっている。今日はクレーコートの決勝戦でトップ4の選手を倒せる自信があった。」と自信にあふれた表情で話した。
試合全体でワウリンカは42本のサービスポイントのうちわずか6本しか落とさず、また1本もブレークポイントを握らせなかった。ワウリンカが前回優勝したのは2011年1月のチェンナイの大会でのことで、久しぶりの優勝となった。
一方、敗れたフェレールは「彼(ワウリンカ)はとてもいいテニスをしていた。勝つチャンスはなかったけれど、試合後半はいい感じでプレーができていた。大切なポイントでもっと粘るべきだった。彼の今日のベースラインからのプレーはすばらしく、ファーストサーブの確率も高かった。どの点でも今日の彼の方が一枚上手だったね。」と勝者をたたえていた。
「ツアー最終戦でプレーできることが重要。ポジティブな気持ちで前進していきたい。」とフェレール。
これで両者の対戦成績はフェレールの7勝4敗となった。クレーでは7度の対戦があり、フェレールの5勝2敗となった。
フェレールは今回がツアー38度目の決勝進出で、この日の敗退により、通算成績は20勝18敗となった。
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