HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は26日、シングルス4回戦が行われ、第2シードのA・マレー(英国)が第16シードのA・セッピ(イタリア)を6-2, 6-4のストレートで退け、ベスト8進出を果たした。
第1セットを危なげなく先取したマレーだったが、第2セット序盤で右足に違和感を感じる場面があった。
その時について、マレーは「第2セットの4、5ポイント目くらいだった。右の臀部とか太ももとか、右足の上の方だった。でも、その後は大丈夫になったよ。ちょっと変な動きをしたからだと思う。試合が終わった今でも、何ともないから平気さ。」と、大きな問題に至らなかった事を明かした。
また「今日は、気温が下がってコートが遅く感じたよ。おまけに風が強かった。寒さの中で風が強いとボールを打つのが難しくなるし、主導権を握るのも難しかった。コートの一方では守りに徹して、逆のサイドからは攻撃的にプレーした。風上からはスピンを多くして相手のミスを誘ったけど、ウィナーは取りづらくなった。ボールを打つたびに、風を考えないといけなかった。」とマレーは、悪いコンディションの中でのプレーを振り返った。
続けて「それでも、サーブの調子が良かった。ファーストサーブも高い確率で入れる事が出来た。サーブに助けられた時もあった。サーブは、その日その日で調子が変わるから、毎日調整が必要なんだ。サーブの調子を崩すと劣勢に立たされてしまうからね。でも、今日は上手く打てていたよ。」と、マレーは語った。
大会会場近くに練習拠点を置いているマレーは「いつも、この会場のセンターコートで練習しているよ。だから、ホームコートのようなもの。地元イギリスの芝大会の会場で練習する事はない。それは、許されていないしね。練習拠点のほとんどがここだから、このコートが1番しっくりくる場所さ。」と、会場についても語った。
マレーは準々決勝で、第6シードのJW・ツォンガ(フランス)を7-5, 7-6 (7-4)のストレートで下した第9シードのM・チリッチ(クロアチア)と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●N・ジョコビッチ(セルビア)(1) vs. ○T・ハース(ドイツ)(15), 2-6, 4-6
○A・マレー(2) vs. ●A・セッピ(16), 6-2, 6-4
○D・フェレール(スペイン)(3) vs. ●錦織圭(日本)(13), 6-4, 6-2
○T・ベルディフ(チェコ共和国)(4) vs. ●S・クエリー(アメリカ)(17), 6-1, 6-1
●JW・ツォンガ(6) vs. ○M・チリッチ(9), 5-7, 6-7 (4-7)
●J・ティプサレビッチ(セルビア)(7) vs. ○G・シモン(フランス)(11), 7-5, 2-6, 2-6
○R・ガスケ(フランス)(8) vs. ●N・アルマグロ(スペイン)(10), 6-7 (3-7), 7-5, 7-6 (7-3)
●A・ラモス(スペイン) vs. ○J・メルツァー(オーストリア), 6-2, 3-6, 3-6
今大会の優勝賞金は71万9160ドル。
《ソニー・オープン男女シングルス対戦表》
■関連記事■
《フェレール、錦織について「将来はトップ10入り」◇ソニー・オープン男子》
《8強逃した錦織圭、最後はダブルフォルト◇ソニー・オープン男子》
《錦織圭に立ちはだかる鉄壁守備のフェレール◇ソニー・オープン男子》
《全豪準優勝のマレーが世界19位を圧倒◇ソニー・オープン男子》
《王者ジョコビッチに波乱、元世界2位ハースは金星◇ソニー・オープン男子》
■関連動画■
《全豪決勝ジョコビッチvsマレーハイライト~復活のガスケを特集!ATP男子ツアーマガジン Vol.156》
(翻訳・記事/弓削忠則)
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.