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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は、シングルス4回戦が行われ、第3シードのA・マレー(英国)が3回戦で第16シードの錦織圭(日本)を下したC・ベルロク(アルゼンチン)を7-6 (7-4), 6-4のストレートで下し、今大会3年ぶりとなるベスト8進出を果たした。
勝利したマレーは「本当にタフな試合だった。彼(ベルロク)はとても良いスタートを切って、攻撃的なプレーを続けていた。第1セットでは、彼に何度もチャンスがあった。でも、第2セットは一変したんだ。自分に何度もチャンスがあったけど、それでも取り切る事が出来ず接戦になってしまった。どのゲームも白熱していて、長いラリーが続くゲームが何度もあった。」と、試合を振り返った。
ベルロクはプレー中に声を出しながらストロークを打つが、その声の大きさに驚いたと語るマレー。「本当に、本当にうるさかった。これまでツアーで対戦したどの選手からも経験した事がないくらい。」と、マレー。
そしてベルロクは、マレーがサーブを打つ前に時間の取り過ぎと、主審にクレームをつける事があった。
これに対しマレーは「もし時間をかけ過ぎる事からもっと紳士的にプレーするように求められたら、彼だってあんなに大声を試合中に出すのはおかしいだろう。」と、ベルロクのクレームに不満の色をみせていた。
マレーは準々決勝で、第7シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と顔を合わせる。この日デル=ポトロは、第19シードのT・ハース(ドイツ)を6-1, 6-2で一蹴しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○R・フェデラー(スイス)(2) vs. ●S・ワウリンカ(スイス)(18), 6-3, 6-7 (4-7), 7-5
○A・マレー(3) vs. ●C・ベルロク, 7-6 (7-4), 6-4
○R・ナダル(スペイン)(5) vs. ●E・ガルビス(ラトビア), 4-6, 6-4, 7-5
○T・ベルディフ(チェコ共和国)(6) vs. ●R・ガスケ(フランス)(10), 6-1, 7-5
○J・M・デル=ポトロ(7) vs. ●T・ハース(19), 6-1, 6-2
○JW・ツォンガ(フランス)(8) vs. ●M・ラオニチ(カナダ)(17), 4-6, 7-5, 6-4
●G・シモン(フランス)(13) vs. ○K・アンダーソン(南アフリカ), 3-6, 6-1, 4-6
今大会の優勝賞金は100万ドル。
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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