男子テニスツアーのデルレイビーチ国際テニス選手権（アメリカ/フロリダ州デルレイビーチ、賞金総額４５万５７７５ドル、ハード）は、シングルス準々決勝が行われ、第２シードのＴ・ハース（ドイツ）がＩ・ドディグ（クロアチア）を7-6 (8-6), 2-6, 6-1のフルセットで下し、今大会２００６年以来となるベスト４進出を果たした。
「今は、怪我もなくコンディションが良い状態で維持出来ている事に感謝しているよ。第３セットに入っても『さあ、今からいくぞ』という感じでいられたし、そのおかげで先にブレークする事も出来たからね。」と、世界ランクトップ５０で最年長となるハースは試合を振り返った。
３４歳となるハースは自身の年齢について「自分の年については、気にしていないよ。３５になったらただ３５になった事を祝うだけ。テニスコートに立ったら、相手が２０歳であろうが２５歳であろうが関係ないし、ただ勝利を目指すだけだからね。」と、語った。
２００６年の今大会で優勝しているハースは、今大会７年ぶりの優勝と自身１４度目となるツアータイトル獲得を目指し、準決勝でＥ・ガルビス（ラトビア）と対戦する。ガルビスも今大会の２０１０年にタイトルを獲得しており、準決勝は新旧チャンピオン同士の対戦となった。
この日ガルビスは、Ｄ・ムニョス-デラナバ（スペイン）と対戦。ファーストサーブが入ると２４本中２２本の高確率でポイントを獲得、さらにムニョス-デラナバに１度もブレークを許さず、6-1, 6-4のストレートで準決勝進出を決めていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●Ｄ・ムニョス-デラナバ vs. ○Ｅ・ガルビス, 1-6, 4-6
○Ｔ・ハース(2) vs. ●Ｉ・ドディグ, 7-6, 2-6, 6-1
○Ｅ・ロジェ=ヴァセラン（フランス） vs. ●Ｒ・ベランキス（リトアニア）, 6-4, 6-3
○Ｊ・アイズナー（アメリカ）(1) vs. ●Ｋ・アンダーソン（南アフリカ）(6), 6-2, 7-6
今大会の優勝賞金は７万８０００ドル。
■関連記事■
《錦織が棄権、リベンジならず◇デルレイビーチ国際テニス選手権》
《錦織は左脇腹痛、添田は第１シードとの対戦へ◇デルレイビーチ国際テニス選手権》
《３２歳が引退ほのめかす◇デルレイビーチ国際テニス選手権》
《添田、２０６ｃｍの長身選手から金星ならず◇デルレイビーチ国際テニス選手権》
（2013年3月2日17時01分）
注目の決勝「アルカラスが優位」 
