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女子テニスで、2011年2月に女子ダブルスランキングで世界ランク1位に登り詰めたF・ペネッタ(イタリア)は、来シーズンのダブルスパートナーをS・クズネツォワ(ロシア)にすることを、地元イタリアのスポーツ紙のインタビューで答えた。
シングルスでも2009年8月に世界ランキング10位とトップ10入りする活躍をみせていたペネッタは、G・ドゥルコ(アルゼンチン)とのダブルスで2010年のツアー最終戦含め7大会で優勝を飾り、翌年2011年の全豪オープンで優勝を果たすと、ダブルスでの世界1位へ登り詰めていた。
ドゥルコは昨年7月に結婚し、今シーズン限りでの引退を発表している。今季ドゥルコは、シングルスでウィンブルドンの予選敗退後は試合に出場しておらず、ロンドンオリンピックでは五輪出場に向けて復帰してきたP・スアレス(アルゼンチン)とのペアで出場。その後、アメリカのシンシナティ大会でダブルスに出場したのが現役最後の試合となった。
ドゥルコのパートナーであったペネッタも、今季は怪我でツアー離脱を余儀なくされていた。オリンピックの3回戦敗退後は8月のカナダはモントリオール大会1回戦で右手首を負傷し途中棄権。以降は、手術を要する怪我と判断され手術を受けるとになり、今シーズンの活動を終了させた。それが影響し、世界ランクは現在45位まで落としている。
またペネッタは、これまで長年コーチとして共にツアーを回ったガブリエル・ウルピ氏とのコーチ契約を終了させたことも明かした。今後はカリム・ペロナ氏と、かつてJ・C・フェレーロ(スペイン)やT・ロブレド(スペイン)のコーチをしていたサルバ・ナバーラ氏の2人と契約を結んだと語っている。
一方、ペネッタとダブルスを組むことになった現在世界ランク71位のクズネツォワは、10代の頃からその才能を見出され、A・サンチェス=ビカリオ(スペイン)やM・ナブラチロワ(アメリカ)などとペアを組んでダブルスに出場、さらに2004年6月にはダブルスの世界ランクで自己最高位の3位に登り詰めるなどで活躍。
その後は、シングルスに重きを置き、2004年の全米オープンでグランドスラム初優勝を果たした。以降、世界のトップ選手の仲間入りすると、2007年は全仏オープンとウィンブルドンでベスト8、その後の全米オープンで準優勝を飾り、世界ランク2位にまで登り詰めた。2009年の全仏オープンでは自身2度目のグランドスラム優勝も果たしていた。
今季クズネツォワは数々の怪我に泣かされ、クレーシーズンには左太腿の怪我、ウィンブルドン前哨戦では腰痛で欠場。ウィンブルドンの1回戦敗退後は右膝の怪我のため、その後のツアーを棒に振ってしまい、今季はわずか13大会出場に止まった。
ペネッタとクズネツォワは、怪我からの復帰となる2013年のシーズンにシングルスに加えダブルスでもタッグを組んで、再び世界の舞台での活躍を目指す。
(翻訳/弓削忠則)
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