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男子テニスのマスターズ1000・パリ大会、第15シードの錦織圭(日本)(16位)が、2回戦に登場し(1回戦はbye)、B・パイユ(44位)を、7-6 (7-2), 6-2で破り、パリのマスターズで初勝利を挙げて3回戦に進出した。
今シーズンに自己最高ランキングを更新中のパイユは、第12ゲームで、1度セットポイントをつかむが取り切れず、お互い2ブレークでタイブレークに突入した。ここで、錦織がいい集中力を見せる一方で、パイユがイージーミスを重ね、錦織は一度もポイントをリードされることなくタイブレークを制した。
「第1セットは難しい展開だったけど、タイブレークをきっちり取れて、自信がついて、ギアも上げられた」
錦織は、第2セットに入ると、安定したプレーを見せ、2ブレークでパイユを突き放して一気に勝負を決めた。
「自分は無駄なアンフォースドエラーが無く、しっかりプレーできた」
第2セットのプレー内容に満足した様子を見せた錦織の右足首のけがは完治したが、左ひざはテーピングをしてのプレーだった。
「痛みはないんですけど、音波でチェックした時に、キズがあるとジャパンオープンの時に言われていたので、予防のために(テープ)しました」
今シーズン最後のプレーとなるパリで、錦織は来季につながるようないいプレーをして締めくくりたいところだ。
「昨年パリでポイントを取っていない分、しっかり頑張れば、ランキングも上がる。来年の全豪のシードもかかってきますし、大事な一大会になると思うので、東京でいいプレーをしたイメージをしっかり持って臨みたい」
このように抱負を語った錦織は、水曜日に行われるG・シモン(フランス)(20位)対V・ハネスク(ルーマニア)(61位)の勝者と3回戦を戦う。
(文・写真/神 仁司)
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