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女子テニスツアーのBGLルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ/ ルクセンブルグ、賞金総額22万ドル、ハード)は18日、シングルス2回戦残り6試合が行われ、V・ウィリアムズ(アメリカ)が第9シードのM・バーテル(ドイツ)を7-6 (7-4), 6-4で、M・ニクルスク(ルーマニア)が第2シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)を6-4, 6-2と、シード勢が敗退する波乱含みの1日となった。
ヴィーナスは第1セット、バーテルに対し2度のブレークを奪いゲームカウント4-0とリードするも、そこからブレークバックを許すとタイブレークへ。そのタイブレークでは32歳と経験に勝るヴィーナスが終始リードし第1セットを先取。
第2セットでも2度のブレークを許したヴィーナスだったが、3度のブレークに成功すると1時間42分で下し、バーテルとの初対戦を白星で飾った。
「第1セットを4-0とリードしてそのセットが取れると思ってしまったの。そこからミスが出始めて、挽回されてしまった。それでも前向きな気持ちを忘れずにいたから、第1セットを奪う事が出来たと思う。」と試合を振り返ったヴィーナス。
加えて「第2セットも先にリードしたけど、彼女(バーテル)も全く諦めなかった。コートは遅かったけど、彼女も素晴らしい守りを見せていた。どんなボールも返球して来たから、とてもタフな試合になったけど、辛抱強くプレーを続けて勝利を収める事が出来た。」と、苦しい試合だった事を明かした。
世界ランク70位のニクルスクは同ランク19位のジョルジュに、第1セットは1度ブレークを許すも2度のブレークを奪い先取。第2セットに入ると1度もブレークポイントさえジョルジュに与えなかったニクルスクは、2度のブレークに成功すると77分の快勝でシードダウンを演じた。
ヴィーナスはラッキールーザーのA・ケタボング(英国)を6-4, 6-1で下した第1シードのR・ビンチ(イタリア)と、ニクルスクはL・フラデカ(チェコ共和国)と準々決勝を行う。
この日行われた試合結果は以下の通り。
R・ビンチ (1) ○-× A・ケタボング, 6-4, 6-1
M・ニクルスク ○-× J・ジョルジュ (2), 6-4, 6-2
A・ペトコビッチ(ドイツ) ○-× J・ヤンコビッチ(セルビア) (3), 7-5, 6-0
K・ペルバク(ロシア) ○-× S・シルステア(ルーマニア) (6), 7-6 (7-4), 6-1
V・ウィリアムズ ○-× M・バーテル (9), 7-6 (7-4), 6-4
D・ハンチュコバ(スロバキア) ○-× K・フリッペンス(ベルギー), 6-4, 4-6, 6-2
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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