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女子テニスツアーのジェネラーリ女子(オーストリア/ リンツ、賞金総額22万ドル、ハード)は11日、シングルス2回戦残り6試合が行われ、元世界ランク1位で第2シードのA・イバノビッチ(セルビア)が主催者推薦のA・ペトコビッチ(ドイツ)を6-4, 6-3で下すなど、ベスト8が顔を揃えた。
この日の試合では、各セットいずれもゲームカウント3-3までは対等な戦いを見せていたが、そこからイバノビッチが集中を高め、ペトコビッチからブレークを奪い、1時間21分のストレートで勝利を飾り準々決勝進出を決めた。
「友人と対戦するのは常に嫌なもの。」とイバノビッチはペトコビッチと親交が厚いことを明かし、戦いずらさを語っていた。
「彼女は本当に素晴らしい女性で、怪我から復帰してきたことを嬉しく思う。また世界のトップで戦えるように戻れると信じている。なぜならとても練習熱心だし、そうなるに値する人物だから。」
イバノビッチは2008年、2010年と最後に出場した2回とも今大会では優勝を飾っている。「過去に良い結果を出している大会に戻って来る事はとても気分の良いもの。このサーフェースや環境に合っているし、リラックスしてプレーが出来る。そしてこの時期はシーズンの終わりに近づいているから、より楽しんでコートに立とうと思えるの。」
そう語るイバノビッチは3度目の優勝へ向けて、M・バーデッテ(アメリカ)との予選勝者対決を4-6, 6-1, 7-5の逆転で制したK・フリッペンス(ベルギー)と準々決勝を行う。
また現在の世界ランク1位で第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)も同ランク46位のS・ハレプ(ルーマニア)を6-1, 6-1と、ハレプに自身のテニスをさせず快勝で8強入りに成功した。
第1セットは1度ブレークを許したアザレンカだったが、ハレプのサーブ全てをブレークして第1セットを先取する。第2セットでは1度もブレークポイントさえハレプに握らせなかったアザレンカは、2度のブレークを奪いわずか54分の圧勝でハレプを退けた。
「昨日よりかなり良いプレーが出来た。こうして日々、調子が上向きな事は良い事。今は戦術やここまで何勝しているかとか、そんな事は考えていない。ただ、目の前の試合に集中しているだけ。」とアザレンカはこの日のプレーに満足していた。
アザレンカは準々決勝でP・マーティクと対戦する。この日マーティクは主催者推薦のP・メイヤー(オーストリア)を6-2, 3-6, 6-0のフルセットで下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
V・アザレンカ (1) ○-× S・ハレプ, 6-1, 6-1
A・イバノビッチ (2) ○-× A・ペトコビッチ, 6-4, 6-3
B・マテック ○-× C・スアレス・ナバロ(スペイン), 6-3, 6-3
K・フリッペンス ○-× M・バーデッテ, 4-6, 6-1, 7-5
P・マーティク ○-× P・メイヤー, 6-2, 3-6, 6-0
I・C・ベグ(ルーマニア) ○-× K・ベルテンス(オランダ), 6-4, 7-6 (9-7)
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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