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男子テニスツアーのマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、賞金総額85万ドル、インドアハード)は26日、シングルス1回戦残り5試合と2回戦2試合が行われ、第5シードのF・ロペス(スペイン)がL・ラコ(スロバキア)を6-3, 7-6 (7-3)のストレートで下し順当に2回戦進出を決めた。
世界ランク32位のロペスは、同ランク66位のラコに第1セットで1度ブレークされるも、3度のブレークに成功しこのセットを先取。第2セットでは両者1度もブレークを許さずタイブレークへ突入。そのタイブレークでは実力に勝るロペスが主導権を握り1時間40分でラコを退け初戦突破を決めた。
ロペスは今季5回目のベスト8進出をかけてI・セイスリン(オランダ)と対戦する。
その他、A・ボゴモロフJR(ロシア)が予選を勝ち上がったD・イグロットを7-5, 6-3のストレートで、元世界ランク3位のN・ダビデンコ(ロシア)がラッキールーザーのS・シンを7-5, 6-4とこちらもストレートで退け、2回戦へ駒を進めた。
ボゴモロフJRは試合を通して1度もイグロットにブレークポイントさえ与えず、第1セットは終盤で1度、第2セットでは2度のブレークを奪うと、わずか66分の快勝でイグロットを退けた。
世界ランク44位のダビデンコは同ランク373位のシンに対し、第1セットはミスの目立つプレーから2度のブレークを許してしまう。しかし、経験に勝るダビデンコは3度のブレークを奪うとこのセットを接戦の末奪った。
第2セットでも5度のダブルフォルトを犯したダビデンコは1度ブレークをシンに奪われたが、2度のブレークに成功し1時間43分のストレートで初戦突破を果たした。シンはM・クリザン(スロバキア)が斜紋筋を痛めて大会直前に欠場を表明しての本戦入りだった。
ボゴモロフJRは第1シードのD・フェレール(スペイン)と、ダビデンコは第6シードのP・アンジャー(スペイン)を6-3, 6-2で下す金星を飾ったD・イストミン(ウズベキスタン)とそれぞれ2回戦で対戦する。
この日の2回戦では、第7シードのJ・ベネトー(フランス)がM・エブデン(オーストラリア)を7-5, 6-2で、V・ポスピシル(カナダ)が予選を勝ち上がったM・ヤニ(アメリカ)を6-3, 7-5と、いずれもストレートで倒してベスト8入りを決めた。
同ランク34位のベネトーは、第1セットで同ランク64位のエブデンに1度ブレークを許したものの2度のブレークを奪い、このセットを先取。第2セットでは集中を高めたベネトーが1度もブレークポイントさえエブデンに与えず、2度のブレークを奪うと74分のストレートで下し、今季3大会目の準々決勝進出を決めた。
同ランク122位のポスピシルは同ランク238位のヤニに対し、試合を通して5回訪れたブレークピンチ全てを切り抜けると、各セットで1度ずつのブレークを奪い1時間50分で勝利。自身初となるATPツアーでの準々決勝進出を果たした。
ベネトーは第4シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)とA・ファリャ(コロンビア)の勝者と、ポスピシルは第2シードのJ・モナコ(アルゼンチン)と主催者推薦のJ・ワンの勝者と準々決勝を行う。
この日ファリャはR・ラム(アメリカ)と対戦したが、7-6 (7-4), 4-2とリードしたところでラムがハムストリングを痛め途中棄権を申し入れて2回戦進出を決めていた。
今大会は上位シード4選手が1回戦を免除されており、第3シードでエントリーしている錦織圭(日本)は、現地木曜日に予定している2回戦でA・ラモス(スペイン)と対戦する。
この日の試合結果は以下の通り。
【1回戦】
F・ロペス (5) ○-× L・ラコ, 6-3, 7-6 (7-3)
D・イストミン ○-× P・アンジャー (6), 6-3, 6-2
A・ボゴモロフJR ○-× D・イグロット, 7-5, 6-3
N・ダビデンコ ○-× S・シン, 7-5, 6-4
A・ファリャ ○-× R・ラム, 7-6 (7-4), 4-2, 途中棄権
【2回戦】
J・ベネトー (7) ○-× M・エブデン, 7-5, 6-2
V・ポスピシル ○-× M・ヤニ, 6-3, 7-5
今大会の優勝賞金は15万3400ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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