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イギリスの首都ロンドンで行われているロンドンパラリンピック(夏季パラリンピック第14回大会)のテニス競技は大会6日目の6日、第2シードの国枝慎吾(日本)が準決勝に登場し、第4シードのR・ヴィンクを6-2, 6-2のストレートで下し決勝進出を決め、銀メダル以上を確定させた。
国枝はここまでの4試合でわずか4ゲームしか落としていない圧倒的な強さで勝ち上がって来ており、この日もヴィンクを圧倒した。
第1セット、序盤で2ゲーム連取に成功した国枝だったが、その後2ゲームを奪われ、ゲームカウント2-2。しかし、そこから3ゲームを連取してゲームカント5-2とし、ヴィンクのサービスゲームである第8ゲームで、国枝が4度目のセットポイントを握る。そこで、ヴィンクが痛恨のダブルフォルトを犯してしまい、国枝が第1セットを先取する。
第2セット、先にブレークを奪ったのも国枝でゲームカウント3-1とリードするも、続く国枝のサービスゲームでヴィンクにブレークバックを許す。しかし、全く動揺する事のない国枝は、冷静なプレーでゲームカウント5-2とリードを広げ、続くヴィンクのサービスゲームで0-40とマッチポイントを握った。その後、粘るヴィンクにデュースへ持ち込まれるも、ここでもヴィンクはダブルフォルトを犯し、国枝が4度目のマッチポイントを握る。最後国枝がポイントを奪いゲームセット。
試合後のインタビューで国枝は「決勝進出が出来てとても嬉しく思います。もちろん、自信は十分です。」と、北京に続く金メダルへ意欲を燃やしていた。
一方、敗れたヴィンクは「とても厳しい試合だった。彼は優勝候補。厳しい試合になるのは分かっていたし、予想していた。彼は本当に良い選手。それでも今日は良いプレーが出来たから、銅メダルへの3位決定戦には良いイメージで臨める。」と、敗戦ながらも前向きなコメントをしていた。
国枝は金メダルをかけて決勝戦で、第1シードのS・ウデと対戦する。
前回大会の北京パラリンピックで金メダルを獲得している国枝は昨年9月に行われた全米オープンを制してから、右肘の怪我のためツアー離脱。今年5月に行われたジャパン・オープンから復帰を果たした。
今年の全仏オープンでウデに敗れて準優勝に終わったものの、直後のBNPパリバ・フレンチ・オープンでは準決勝でウデを下すなどで優勝を飾っていた。その後はスイス・オープン、ブリティッシュ・オープンと3大会連続優勝を飾り、今回のパラリンピックへ臨んでいた。
(翻訳/弓削忠則)
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