- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

ロディック「この大会で最後にすることを決断しました」◇全米オープン

テニスのグランドスラム、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会4日目の30日、元世界ランク1位で長年アメリカ男子テニスを牽引してきたA・ロディック(アメリカ)が、自身の30歳の誕生日に記者会見を開き、この全米オープンを最後に引退する事を明らかにした。

その記者会見に登場したロディックは「手短に、そして気持ち良く行きたい。」と会見の口火を切り「この大会で最後にすることを決断しました。」と、この全米オープンを最後の大会として引退することを表明した。

「ある程度の期間を持って決めた事。この1年を通して考えて来た事だし、自分の体の感触や、まだ戦えると自分自身が感じられるかと考えた時に、今後続けて行く事に十分だとは思わなかった。ツアーに残りたいと思う選手でいたいとは思わなかった。今は選手としてテニスを続ける事より、他に多くの物に興味がありワクワクさせられているんだ。」

ロディックはこれまでも『アンディ・ロディック基金』を立ち上げ慈善事業なども行っていた。来年は現在拠点を置いているテキサス州オースチンにテニスコートを備えた研修センターを建設する予定で、その事業へ重きを置いていた。

「その事業に従事したいと思っているし、時折見に行くのではなく、毎日その場所にいたいと思っている。その他にもいくつかのプロジェクトも考えているし、既にそれも開始している。そんな事をしているのが今は楽しくて仕方がないし、今後もそれを続けて行きたいと思っているんだ。」

20世紀終盤、テニス界はアメリカ人男子が世界のトップに君臨していた。J・コナーズ(アメリカ)J・マッケンロー(アメリカ)時代からP・サンプラス(アメリカ)A・アガシ(アメリカ)J・クーリア(アメリカ)など多くの世界チャンピオンがアメリカから生まれた。そして彼等の時代が終盤を迎えた頃に現れたのがロディックだった。

2002年、今大会の決勝戦はサンプラスとアガシの対戦だった。その時はサンプラスが最後の大会として出場し、最後の優勝を飾ってテニス界を去っていった。そして翌年の今大会で優勝を飾ったのがロディックだった。21歳になったばかりのロディックがグランドスラムで初優勝を飾り、その年の11月に初めて世界ランク1位へ上り詰め、アメリカ人男子として最年少でのランキング1位でシーズンを終えた。

今年6月のイーストボーン大会で優勝を飾った時に、オープン化以来19人目となる記念すべき600勝をマークし、今大会1回戦の勝利が610試合目の勝利となった。2000年にプロ転向して以来、これまでのキャリアで通算32大会で優勝を飾っていた。

2003年の全米オープン優勝の他に、グランドスラムではウィンブルドンで3回(2004年、2005年、2009年)、全米オープンで1回(2006年)、決勝の舞台に立っていたが、そのいずれもR・フェデラー(スイス)に敗れていた。特に2009年のウィンブルドン決勝戦は、ファイナルセットへともつれ、そのセットも14-16と歴史に残る死闘を演じた。最後、自身のサービスゲームを落とすまで、ロディックは実にサービスキープを37ゲーム続けていた。

一番誇りに思う事の問いに「これまでの13年、14年の間、毎日のように精一杯の努力を注ぎ続けて来た。その間も努力していた多くの選手を見たけど、1年間をそうしてしばらく休養を取ってまた戻って来るような選手ばかりだった。自分はこつこつと努力し続ける事が得意だった。そんな努力を貫き通した事から多くの勝利をものに出来たと感じているんだ。」と、全ては努力の賜物だった事を明かしたロディック。

現地金曜日に予定されているシングルス2回戦で、若干19歳のB・トミック(オーストラリア)と対戦する。

「ファンの皆さんにさよならを言う機会が欲しいと思っている。明日の試合がどう転がるかは誰も分からない。自分に勝利の女神が微笑んでくれる事を願うし、まだここで試合を続けられる事を望んでいる。」

トップ10落ちをしてから、徐々にランキングを下げていた時には、引退を噂されいたロディックだったが、怪我の治療でツアー離脱していたクレーシーズンを終えて、6月の芝で今季初優勝を飾った。その後、地元アメリカへ戻って出場したアトランタ大会でも今季2勝目を飾り、復調の兆しを見せてから、その噂は影を潜めていただけに、この日会見での引退表明はファンやメディアを驚かせた。

プロ人生13年で幕を閉じる事を決めたロディック。地元での最後の大舞台で悔いの残らないプレーを披露し、有終の美を飾って欲しいと切に願う。

(翻訳/弓削忠則)

(2012年8月31日14時31分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

4月23日

伊藤あおい 真相明かす「実は…」 (18時17分)

【1ポイント速報】綿貫陽介vsマッケイブ (12時40分)

大坂なおみ撃破 3度目の正直 (9時52分)

錦織圭 復帰の道のり「慣れてきた」 (8時38分)

4月22日

第5シード今井慎太郎ら 初戦突破 (23時01分)

大坂なおみ 激闘の末にクレー初戦黒星 (22時06分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsブロンゼッティ (19時41分)

18歳 木下晴結 初戦敗退 (17時55分)

ナダル受賞「特別なこと」 (16時35分)

テニスは人と人を繋ぐ 奄美大島から続く「結(ゆい)」の絆 (12時48分)

西岡良仁「全然付いていけない」 (12時30分)

大坂なおみ・内島萌夏ら 最新世界ランク (12時08分)

世界1位破りV「初日から自信あった」 (9時18分)

4月21日

世界1位に完勝 9度目V達成 (23時42分)

ダニエル太郎 シードに屈し予選敗退 (22時58分)

【1ポイント速報】ダニエル太郎vsロイエ (21時32分)

錦織圭 初戦で世界83位と激突 (20時43分)

ズベレフ わずか1週間で2位復帰 (18時44分)

失セット0で2年ぶり18度目V (17時31分)

望月勇希 ストレート負けで準V (13時18分)

錦織圭ら 日本勢最新世界ランク (12時32分)

決勝はツアー屈指の強打対決 (11時46分)

ナダルの偉業「不可能に近い」 (10時12分)

大坂なおみ 初戦は世界58位に決定 (7時53分)

錦織圭 復帰に向け17歳と練習 (7時01分)

世界2位撃破、2年ぶり5度目V (6時23分)

ズベレフ誕生日V!7年ぶり制覇 (5時39分)

4月20日

世界1位 ようやく初戦「やっと」 (16時02分)

19連勝・34セット連取で4大会連続V王手 (15時10分)

清水悠太/野口莉央組 第1シード撃破しV (13時58分)

1年ぶりV王手「全力尽くす」 (12時06分)

世界2位に6連勝でしたり顔 (11時10分)

アルカラス 2週連続で決勝へ (9時33分)

復調ズベレフ 今季初V王手 (8時22分)

世界2位 天敵に6連敗 (7時18分)

【動画】大坂なおみvsブロンゼッティ 1回戦のハイライト (0時00分)

【動画】ナダル、アルカラスら、豪華メンバーが授賞式に登場!笑顔で交流 (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!