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男子テニスツアーのマスターズ・シリーズであるロジャーズ・カップ男子(カナダ/トロント、賞金総額264万8700ドル、ハード)は日曜日のナイトセッションで決勝戦を行い、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第14シードのR・ガスケ(フランス)を6-3, 6-2で一蹴し、見事、優勝を飾った。ジョコビッチは優勝賞金52万2550ドルを獲得した。
今大会で2007年、そして昨年も優勝しているジョコビッチは、3月末から4月頭にかけて行われたマイアミでの大会以来、優勝から見放されており、久しぶりの優勝を決めた。
ロンドンオリンピックの三位決定戦で敗れてメダル無しに終わっていたジョコビッチは、試合後「オリンピックでは負けたから、今大会ではベストのテニスをして優勝したいと思っていた。タイトルを獲得できてとても嬉しい。オリンピックで負けたことで落ち込んでいたから、優勝出来るとは思っていなかった。」と話した。
「オリンピックでの敗退には本当に失望した。だから気を取り戻して頑張れるよう努力し、その結果がこの優勝です。」
一方、敗れたガスケは2006年の今大会でR・フェデラー(スイス)に敗れて準優勝となって以来のマスターズ1000の大会での決勝進出だった。
ガスケは「このような大きな大会で決勝を争ったのは久しぶりのこと。ジョコビッチは簡単に勝てるような選手ではありません。ベストのテニスをしなければなりませんが、難しい状況だった。決勝で彼は私よりも格段に高いレベルでのプレーを披露してた。」と脱帽の様子をみせていた。
今大会は度重なる雨による中断に見舞われたが、決勝戦は雨ひとつない状況で行われた。特にジョコビッチは金曜日には1日で2試合をこなさなければならず、また土曜日の同胞J・ティプサレビッチ(セルビア)との準決勝では2度の雨による中断を経ての決勝戦だった。
そのジョコビッチは「雨による中断が何度もあったから、優勝は簡単ではなかった。」と感想をもらしている。
しかしジョコビッチは驚異的な辛抱強さをみせ、またトーナメント運営者たちに対してスタジアム・コートにカバーを取り付けることさえ提案している。運営者側はジョコビッチの提案にあまり耳を貸す様子はないが、それでもジョコビッチは来年も今大会に出場する意向だ。
そのジョコビッチは「必ず来年も出場する。提案は、ここ数日の状況を考慮した1人の選手の意見にすぎない。」と述べている。
一方、ダブルス決勝では、ロンドンオリンピック金メダルチームの第2シードB・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組が第8シードのM・グラノジェルス(スペイン)/M・ロペス(スペイン)組を6-1, 4-6 [12-10]の接戦で下し、疲れをみせずに連続優勝を決めている。
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