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男子テニスツアーのマスターズ・シリーズであるロジャーズ・カップ男子(カナダ/トロント、賞金総額264万8700ドル、ハード)は土曜日に準決勝を行い、第14シードのR・ガスケ(フランス)が第8シードと格上のJ・アイズナー(アメリカ)を7-6(7-3), 6-3で下し、決勝に駒を進めた。
ガスケはサービスポイントで83%のポイント獲得率をマーク、第1セットをタイブレークの末に奪うと、第2セットでは第6ゲームでサービスブレークに成功、リードを生かしてそのまま試合に終止符を打った。試合時間は81分だった。
アイズナーとの戦績を2勝1敗としたガスケは、試合後「試合の鍵はサービスリターンだった。いいリターンをすることが出来た。リターンをしてラリーに持ち込めるように試みた。私は守りのプレーが得意だが、タイブレークでは積極的なプレーを心がけた。タイブレークではとてもいいプレーが出来たから、その後、気分が盛り上がった。」と振り返っている。
ガスケがATPツアーのマスターズ1000の大会で最後に決勝に進んだのは2006年の今大会でのことで、そのときはロンドン五輪銀メダリストで世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)に敗れて準優勝に終わっていた。ガスケは今季、まだ優勝がなく、決勝では初タイトルを目指す。エストリル・オープン男子では決勝に進出したが、ロンドン五輪銅メダリストのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に打ち負け、準優勝に甘んじていた。
ガスケは、決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準決勝で第5シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)を6-4, 6-1のスコアで退けての勝ち上がり。
準決勝のジョコビッチはティプサレビッチに7度のブレークポイントを握られたものの、いずれも跳ね返し、格上の強さをみせつけた。
第1セットを6-4で奪ったジョコビッチは、第2セットでは2度のブレークに成功、このセットを6-1で奪ってそのまま試合を締めくくった。これで両者の対戦成績はジョコビッチの5勝2敗となった。
ジョコビッチとガスケは過去に7度の対戦があり、ジョコビッチが6勝している。また最近の4度の対戦ではいずれもジョコビッチが勝っている。
ジョコビッチは3月末から4月頭にかけてマイアミで行われたソニー・エリクソン・オープン男子でA・マレー(英国)を下して優勝を飾って以来、タイトルから見放されている。その後はモンテカルロ・マスターズ、BNLイタリア国際男子、全仏オープンで決勝に進んだものの、いずれもR・ナダル(スペイン)に敗れて準優勝に終わっている。
今大会の優勝賞金は52万2550ドル。
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