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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ女子(カナダ/モントリオール、賞金総額216万8400ドル、ハード)は7日の初日を迎え、シングルス1回戦10試合が行われ、R・ビンチ(イタリア)がY・ウィックマイヤー(ベルギー)を6-2, 3-6, 7-5の接戦で、地元の声援を受けるA・ウズニアッキ(カナダ)もD・ハンチュコバ(スロバキア)を7-5, 7-6 (7-5)で退けて初戦突破を果たした。
世界ランク28位のビンチは、同30位のウィックマイヤーに第1セット、2度のブレークを奪いセットを先取。第2セットは逆にウィックマイヤーに1度ブレークを許し、勝敗の行方はファイナルセットへと持ち込まれた。
ファイナルセットでは序盤でブレークを許したビンチは2-5とリードを許し、崖っぷちに立たされる。しかし、ここから反撃に出るビンチ。以降5ゲーム連取に成功したビンチが2時間27分で勝利を飾り、2回戦進出を決めた。
同55位のウズニアッキは主催者推薦を受けての本戦入り、同35位のハンチュコバと対戦。第1セットは3度ずつのブレーク合戦から終盤で4度目のブレークに成功したウズニアッキが先取する。
第2セットも同じく3度のブレークを奪い合い、両者譲らない展開からタイブレークへと持ち込まれた。そのタイブレークも接戦となったが、最後は地元の声援を力にしたウズニアッキが1時間42分でハンチュコバを振り切り、2回戦へ駒を進めた。
ビンチは第11シードで2006年の今大会のチャンピオンであるA・イバノビッチ(セルビア)と、ウズニアッキは第13シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)とそれぞれ2回戦を行う。今大会はシード勢16名が1回戦を免除されているため、2回戦から登場する。
今大会の上位シード勢は、第1シードがV・アザレンカ(ベラルーシ)、第2シードがA・ラドワンスカ(ポーランド)、第3シードがM・シャラポワ(ロシア)、第4シードがS・ストザー(オーストラリア)、第5シードがP・クヴィトバ(チェコ共和国)、第6シードがA・ケルバー(ドイツ)、第7シードがC・ウォズニアキ(デンマーク)、第8シードがS・エラーニ(イタリア)と続く。
ロンドンオリンピックでは、銅メダルを獲得してかろうじて世界ランク1位をキープしたアザレンカだが、今大会の結果次第ではその座をラドワンスカかシャラポワに奪われる可能性がある。
現在世界ランク2位のシャラポワは、優勝するとアザレンカの結果に関わらず世界1位へ返り咲く。ラドワンスカは自身が優勝し、アザレンカとシャラポワが準々決勝前で敗退すると自身初となる世界の頂点に立つ事になる。
そんなアザレンカは「世界のトップ争いをしている事はエキサイティングね。私達はみんなシーズンを通して安定した好成績を残している証拠。」とその争いを楽しんでいるようだった。
アザレンカはJ・ジョルジュ(ドイツ)を6-2, 6-1で一蹴したT・パスゼック(オーストリア)と、ラドワンスカはM・バーテル(ドイツ)とT・バボス(ハンガリー)の勝者と、シャラポワはC・マーケイル(アメリカ)と予選勝者のA・ルス(オランダ)の勝者と、それぞれ2回戦で対戦する。
その他の1回戦の試合結果は以下の通り。
J・セペロバ ○-× S・アービッドソン(スウェーデン), 6-3, 6-3
S・カラタンチェバ(ブルガリア) ○-× S・シルステア(ルーマニア), 6-0, 6-0
S・ハレプ(ルーマニア) ○-× M・ラシェール・ダ・ブリート(ポルトガル), 6-4, 6-3
K・ペルバク(ロシア) vs. A・タチシュビリ(グルジア), 7-6 (10-8), 7-6 (7-4)
C・シーパース(南アフリカ) ○-× S・デュボワ(カナダ), 1-6, 6-3, 6-0
E・マカロバ(ロシア) ○-× U・ラドワンスカ(ポーランド), 6-4, 6-2
C・スアレス・ナバロ(スペイン) ○-× MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン), 1-6, 6-4, 6-3
今大会の優勝賞金は38万5000ドル。
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