- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

マレー「一生忘れられない」金メダル◇ロンドンオリンピック

ロンドンオリンピックのテニス競技(イギリス/ロンドン、芝)は大会9日目の5日、男子シングルス決勝が行われ、第3シードのA・マレー(英国)が第1シードのR・フェデラー(スイス)に6-2, 6-1, 6-4のストレートで勝利、地元英国で悲願の金メダル獲得を決めた。

25歳のマレーは、過去フェデラーとの対戦で8勝8敗としていた。5セットマッチで行われた男子シングルス決勝は、大声援を受けるマレーが期待に応えるプレーで会場を盛り上げた。

過去4度グランドスラム決勝に進出しながらも、いまだ無冠のマレーは今回の優勝で「オリンピックで金メダルを獲得出来た。グランドスラムでは優勝していない。タフな決勝でタフな敗戦を経験してきて、それらは辛いものだった。今ではトップ選手が出場しているから、オリンピックでのテニスの価値が上がっていると思う。キャリアで最高の勝利です。」と、喜びを語った。

第1セットは互いにサービスキープするも、第6ゲーム、フェデラーのサービスゲームで試合が動く。フェデラーは0-30からデュースにするが、マレーにブレークポイントを与える。そして、フェデラーのバックハンドのショットがネットにかかり、自らのサービスゲームを落としてしまう。

ゲームカウント4-2とリードしたマレーはこれで勢いに乗り、第8ゲームもブレークに成功、6-2でセットを先取する。このセット、マレーの凡ミスはフェデラーの約半分となる6本だった。

試合の流れを掴んだマレーは第2セットに入ってからも勢いを維持し、第2ゲームをブレーク、ゲームカウント2-0とする。

巻き返しを狙うフェデラーは、第3ゲームで6本のブレークポイントを握る。だが、このチャンスを活かす事が出来ず、結局マレーにサービスキープをされてしまう。

手がつけられない状態のマレーは5ゲーム連取し、ゲームカウント5-0と大きくリードする。第6ゲームはフェデラーにサービスキープされるも、続く第7ゲームをきっちりサービスキープしたマレーが2セットアップとする。

第3セット、第5ゲームでこの日5度目となるブレークをマレーが奪い、このセットもリードする。以降、両者サービスキープを続け、マレーは第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。プレッシャーが中、マレーは最後サービスエースを決め、1時間56分で念願の金メダル獲得を決めた。第3セットでマレーは、自らのサービスゲームでフェデラーにわずか1ポイントしか与えない安定したプレーをした。

マレーの金メダル獲得が決まった瞬間、会場は総立ち。マレーは見守ってくれていた家族、チームと喜びを分かち合った。

金メダル獲得を決めたマレーは「一生忘れる事はないでしょう。色々な状況に対応することが出来ます。コートでも自信を持ってる。最後の方のサーブでは、ファンの皆から少しスピードをもらった。何本かビッグサーブが決まった。」

敗れたフェデラーはゴールデンスラム達成がかかっていたが、マレーに敗れたことによりその夢は叶わなかった。

試合後フェデラーは「満足しています。マレーは自分より多くの場面でいいプレーをしていた。素晴らしい1ヶ月だった。ウィンブルドンで優勝し、世界ランク1位に返り咲き、そして銀メダルを獲得した。それほど悪い気分ではありません。」

また「銀メダル獲得したことをとても誇りに思います。1回戦から決勝までとても感情的になる大会だった。1回戦で負ける可能性もあった。準決勝でも同じことです。負けたのではなく、銀メダルを勝ち取った気分です。とても満足している。」とフェデラー。

両者は今年のウィンブルドン決勝でも対戦し、その時はフェデラーが4-6, 7-5, 6-3, 6-4の逆転で優勝を決めていた。フェデラーはその優勝で、およそ2年ぶりに世界ランク1位に返り咲き、P・サンプラス(アメリカ)が持つウィンブルドン史上最多記録に並ぶ7度目の優勝、さらに自らの持つグランドスラム最多勝記録を17に更新していた。

またこの日、準決勝でフェデラーに敗れた第8シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、マレーに敗れた第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)の、銅メダル獲得をかけた3位決定戦も行われた。

試合開始から激しいラリー戦となったこの試合、第1セットで6本のサービスエースと13本のウィナーを決めるジョコビッチは、5度のブレークチャンスを握るも、それをものに出来なかった。

それに対しデル=ポトロは第11ゲームでブレークに成功し、続く第12ゲームをサービスキープ、第1セットを先取する。

第2セットに入ってもメダル獲得の執念がぶつかり合う激しいラリーの応酬が続く。そして、第3ゲームでブレークに成功したデル=ポトロが、以降サービスキープを続ける。最後は強烈なサービスを決めて、7-5, 6-4で元王者ジョコビッチを破ったデル=ポトロが銅メダル獲得を決めた。試合時間は1時間48分だった。

デル=ポトロは「この瞬間は、世界で最高に幸せな人間だと思う。2日前の準決勝は本当に悲しい結果だった。そういった試合から立ち直るのは簡単ではない。だけど、体にも心にもエネルギーを注いで、この大きなチャレンジに挑むことが出来た。」

また「アルゼンチンにいる皆が、僕がこの試合でベストのプレーが出来るように応援してくれたと思いますし、本当に感謝している。この銅メダルは、僕ら皆のもの。」

デル=ポトロは準決勝でフェデラーに6-3, 6-7 (5-7), 17-19の大激闘の末に敗れ、この日の3位決定戦に臨んでいた。また、準々決勝では第15シードの錦織圭(日本)にストレートで勝利していた。

また銅メダル獲得とはならなかった世界ランク2位のジョコビッチは、2008年北京オリンピックで銅メダルを獲得していた。

(2012年8月6日5時42分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

7月9日

【告知】シナー・ジョコら 準々決勝 (14時12分)

アルカラス 一番乗りで最終戦出場決定 (12時39分)

28歳で引退、鮮烈な2ヵ月の活躍 (11時32分)

綿貫陽介 ストレート勝ちで初戦突破 (10時06分)

シナー MRI検査実施、初制覇へ黄信号 (8時41分)

アルカラス 完勝で4強「自信」 (7時41分)

活動休止から復帰し四大大会で4強 (7時05分)

アルカラス 3連覇まであと2勝 (2時49分)

上地結衣 ウィンブルドン初戦突破 (1時21分)

【1ポイント速報】ウィンブルドン 男子準々決勝 (1時00分)

世界1位 崖っぷちから執念の逆転勝ち (0時33分)

好調維持する世界5位 初の4強 (0時14分)

7月8日

小田凱人 ストレート勝ちで初戦突破 (22時27分)

小田凱人、上地結衣 「勝ちたい」 (18時56分)

坂本怜 錦織圭ら抑え最年少で複数V (16時35分)

異次元の高額賞金大会、今年も開催 (13時37分)

ウィンブルドン V候補揃って8強 (11時17分)

ウィンブルドン 女子8強出揃う (10時11分)

沢代榎音 ウィンブルドンJr3回戦へ (9時10分)

ジョコ「あの2人に勝つならここ」 (8時12分)

シナー「勝利だと思わない」 (6時50分)

まさか… 世界1位に勝利目前で棄権 (5時19分)

ジョコ 逆転勝ちで16度目8強 (0時58分)

7月7日

36歳チリッチ 激闘に敗れ8強ならず (22時51分)

【1ポイント速報】ジョコビッチvsデ ミノー (21時32分)

沢代榎音 ウィンブルドンJr初白星 (17時45分)

徳田廉大、白石光下しITF13勝目 (16時38分)

インハイ2025 団体戦の組合せ決定 (15時44分)

異例 59歳の億万長者がプロ大会出場 (12時51分)

ウィンブルドンで機械判定が作動せず (7時42分)

坂本怜 快進撃で2度目V (5時33分)

アルカラス 逆転勝ちで3年連続8強 (5時04分)

【動画】王者アルカラスが地元ノリーを撃破!勝利の瞬間! (0時00分)

7月6日

前年女王が涙 3回戦敗退 (17時05分)

田畑遼 ウィンブルドンJr初戦敗退 (13時35分)

ボール貰える人気の男女混合団体戦! (13時01分)

男子シングルス大会、平日に開催! (12時46分)

坂本怜 シード勢に連勝でV王手 (11時36分)

驚きの勝利飯に会場どよめき (10時27分)

フェデラー超え快記録で16強 (9時14分)

錦織圭らに続き四大大会100勝達成 (8時09分)

チリッチ 熱戦制し8年ぶり16強 (6時56分)

ジョコ偉業 ウィンブルドン100勝 (6時03分)

【動画】ジョコビッチ 逆転勝ちで8強、勝利の瞬間! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!