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ロンドンオリンピックのテニス競技(イギリス/ロンドン、芝)は大会8日目の4日、男子ダブルス決勝が行われ、第1シードのB・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組が第2シードのM・ロドラ(フランス)/JW・ツォンガ(フランス)組に6-4, 7-6 (7-2)で勝利、初となる金メダル獲得と同時にダブルスでのゴールデンスラムを達成した。
ブライアン兄弟は2008年北京オリンピックで銅メダルを獲得しており、金メダルは初の獲得。また、グランドスラム四大会を全て優勝しており、ゴールデンスラム達成も成し遂げた。
双子の兄であるマイクは「この勝利よりも特別なものはなかった。グランドスラムではたくさん優勝してきた。それは素晴らしいものです。しかし、オリンピックの勝利よりも良いものはありません。僕ら2人、僕らのチーム、そして母国のための勝利です。今週を通して、そのことが普段とは違う強さをもたらしてくれた。」と、コメント。
そして弟であるボブは「1ポイント1ポイントが必死だった。表彰台の一番高いところで国歌を聞けば、そこでキャリアを終えても良いと思いますし、それからの人生でも満足でしょう。」と喜びを語っている。
さらにボブは「北京で金メダルを逃したとき、もしカレンダーに次のピークを決める印をつけたとしたら、ここでした。そして、実際にそうだった。」と4年前を振り返り、2016年のリオ五輪をプレーしてから引退するプランを発表した。
センターコートで行われた決勝は、第1セットのオープニングゲームでブレークに成功したブライアン兄弟がセットを先取する。ロドラ/ツォンガ組は第8ゲームで6本のブレークポイントを握るも、それを活かす事が出来なかった。
第2セットは両ペアともにサービスキープを続けタイブレークへ突入。このタイブレークでは、ツォンガのサーブを攻めたブライアン兄弟が序盤からリードを奪って勝利。悲願の金メダル獲得とゴールデンスラム達成を決めた。試合時間は1時間28分だった。
この日は、準決勝でブライアン兄弟に敗れたJ・ベネトー(フランス)/R・ガスケ(フランス)組、ロドラ/ツォンガ組に敗れたD・フェレール(スペイン)/F・ロペス(スペイン)組の、銅メダル獲得をかけた3位決定戦も行われた。
この試合は第1セット、タイブレークに入りベネトー/ガスケ組が7-4でセットを先取。
第2セットはベネトー/ガスケ組が気迫のプレーで2度のブレークに成功。結果、ベネトー/ガスケ組がフェレール/ロペス組に7-6 (7-4), 6-2で勝利、銅メダル獲得を決めた。
2008年北京オリンピックはR・フェデラー(スイス)/S・ワウリンカ(スイス)組が金メダルを獲得していたが、今大会では2回戦で敗退していた。
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