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女子テニスツアーのイタリアコム・オープン（イタリア/パレルモ、賞金総額２２万ドル、クレー）は１１日、シングルス２回戦４試合が行われ、第１シードのＳ・エラーニ（イタリア）がＰ・メイヤー（オーストリア）に6-3, 6-2と１時間６分で快勝、順当にベスト８進出を決めた。

今年の全仏オープンでは決勝でＭ・シャラポワ（ロシア）に敗れたものの、準優勝と好成績を残しているエラーニは、試合を通して３度のブレークに成功すると、メイヤーに１本もブレークチャンスを与えない内容で勝利している。

現在、自己最高となる世界ランク９位に位置でしているエラーニは、２００８年の今大会でタイトルを獲得している。

エラーニは準々決勝でＡ・カダントゥ（ルーマニア）と対戦する。世界ランク８５位のカダントゥは、第７シードのＡ・コルネ（フランス）に6-3, 5-7, 6-2のフルセットで勝利、ベスト８進出を決めている。

２２歳のカダントゥはコルネから第１セットを先取すると、第２セットでも４－１とリードを奪っていた。さらに第１０ゲームではコルネのサービスゲームながら５本のマッチポイントがあったが、このチャンスを生かすことはできなかった。しかし、セットオールに追いつかれたカダントゥは第３セットでも４－１とリードを奪うと、今度はコルネに反撃許さず、３時間１７分で勝利を収めた。

残る試合では、Ｉ・Ｃ・ベグ（ルーマニア）がＬ・ドミンゲス=リノ（スペイン）に3-6, 6-1, 6-4の逆転で勝利したほか、予選から勝ち上がってきたＥ・カベザ・カンデラがＭ・カメリン（イタリア）に7-6 (7-3), 7-5で勝利、それぞれベスト８に進出している。

この日は日没のために前日から繰り越されたシングルス１回戦も行われており、第８シードのＢ・ザーロバ・ストリツォバ（チェコ共和国）がＳ・ソレル=エスピノーサ（スペイン）に7-5, 7-6 (7-3)のストレートで勝利、２回戦に進出している。

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。