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男子テニスツアーのクロアチア・オープン(クロアチア/ウマグ、賞金総額35万8425ユーロ、クレー)は7日から始まり、シングルス1回戦3試合が行なわれ、第7シードのM・クリザン(スロバキア)が主催者推薦で出場のA・ベデネを6-2, 6-2と危なげなく下し、順当に2回戦へ駒を進めた。
現在世界ランク60位と自己最高位にいる22歳のクリザンは、先週まで行われたウィンブルドンの1回戦ではJ・I・チェラ(アルゼンチン)に第5セット11-9と接戦を制しウィンブルドンでの初勝利を飾っており、それ以前に出場したクレーでのチャレンジャー大会では3度の優勝と1度の準優勝を飾るなど好調なシーズンを送っていた。
この日の試合も勢いそのままに、同111位のベデネに第1セットは1度ブレークを許したものの3度のブレークに成功。第2セットでは1度もブレークポイントさえ握らせず、2度のブレークを奪うと77分のストレートで勝利を飾った。
クリザンはツアー初の準々決勝進出を懸けて2回戦でM・バッヒンガー(ドイツ)と対戦する。この日の試合でバッヒンガーはJ・ソウサを6-7 (5-7), 6-1, 7-6 (8-6)で下しての勝ち上がり。
バッヒンガーは接戦となった第1セットをタイブレークの末に失ったものの、第2セットでは3度のブレークをソウサから奪い試合を振り出しに戻した。第3セットでは両者1度ずつのブレークの末にタイブレークへ。
タイブレークでも両者譲らない展開だったが、そこから抜けだしたバッヒンガーが2時間41分で勝利を物にした。
その他の試合では、主催者推薦のA・クズネツォフがD・ムニョス-デラナバ(スペイン)を6-3, 5-7, 7-6 (7-5)とフルセットの接戦を制して2回戦へ進んだ。
第1セットでは2度のブレークに成功して先取したクズネツォフだったが、第2セットは2度ずつのブレークを奪い合ったものの終盤で3度目のブレークに成功したムニョス-デラナバに奪い返されセットオールとされてしまう。
勝敗を決める第3セットでは両者1度ずつのブレークを奪い合いタイブレークへともつれた。そのタイブレークも接戦となるもクズネツォフが勝ち取り、2時間57分のマラソンマッチを制した。
2回戦でクズネツォフは第6シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)と主催者推薦のM・パヴィッチの勝者と対戦する。
なお今大会は上位シード4選手は1回戦が免除されているため、2回戦から登場する。第1シードにはF・ベルダスコ(スペイン)、第2シードにM・チリッチ(クロアチア)、第3シードがA・ドルゴポロフ(ウクライナ)、第4シードにM・グラノジェルス(スペイン)と続く。
今大会の優勝賞金は6万4700ユーロ。
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