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女子テニスツアーのガシュタイン女子(オーストリア/バートガシュタイン、賞金総額22万ドル、クレー)は13日、シングルス1回戦8試合が行われ、地元出身のY・モイスバーガー(オーストリア)が第5シードのP・マーティク(クロアチア)から敗戦の崖っぷちに立たされながらも6-1, 4-6, 7-6 (7-5)の接戦を制して初戦突破を果たした。
世界ランク138位のモイスバーガーは、大会会場から約30キロほどの街に住んでおり、この地元の大会では初出場の2007年には準優勝を飾り、その後もベスト8が3回、ベスト4が1回と全てベスト8以上の成績を残す相性の良い大会。
この日の試合では、勝敗を決める第3セットでは2-5とマーティクにリードされ、マーティクのサーブで40-0と3本のマッチポイントも握られていた。その後4-5の時にマーティクに握られた4度目のマッチポイントも退けると、タイブレークでは3-5から4ポイント連取して2時間47分の接戦を制した。
この日の勝利が1年前の今大会以来となるWTA本戦での勝利となったモイスバーガーは「第1セットを先取したところで雨のため中断し、再開した第2セットを奪われてしまいました。それでも自分のテニスに集中して必死に戦い続けたのです。それが功を奏したと思います。」と悪天候に左右された試合を振り返った。
同時に「家族が試合を観戦してくれることはめったにありません。ですから地元のオーストリアでの試合は楽しんでプレーする事が出来ます。雨の中断がなかったら、こんな接戦にならずに済んだかも知れません。」と家族の応援も力にしていた。
同じく、相手のマッチポイントを退けて勝利を飾ったのが第3シードのK・ペルバク(ロシア)だった。この日はL・アルアバレナ=ベシーノに3-6, 6-3, 7-6 (7-3)の逆転で勝利を飾った。
第1セットをアルアバレナ=ベシーノに先取されたペルバクは、第2セットでは1度ブレークを許したものの2度のブレークを奪い返し試合を振り出しに戻した。
勝敗を決める第3セットでは、先にブレークを許したペルバクが、2-5の時に2回、3-5でも2回、4-5でも1回と合計5回のマッチポイントをアルアバレナ=ベシーノに握られながら、その全てを振り切ってタイブレークへと持ち込んだ。そのタイブレークではアルアバレナ=ベシーノが力尽き、2時間34分の接戦を制した。
モイスバーガーは主催者推薦のB・ハースを5-7, 6-1, 6-3の逆転で下した予選勝者のD・エフティモバと、ペルバクはS・グロネットと2回戦で対戦する。
その他のシード勢も順当に初戦突破を決めた。第6シードのI・C・ベグ(ルーマニア)はK・ヴォーレを7-5, 1-6, 6-3で、第8シードのJ・ラーソン(スウェーデン)も予選勝者のJ・カペロバを6-4, 7-6 (7-1)のストレートで下して2回戦進出を果たした。
ベグは第1セットを先取したものの第2セットはあっさりヴォーレに奪われ勝敗の行方は第3セットへともつれた。その第3セットでは先にヴォーレにブレークを許したベグは1-3とリードを許すも、そこから5ゲームを連取して2時間30分で勝利を物にした。
世界ランク89位のラーソンは同178位のカぺロバに第1セットでは1度ブレークを許したものの2度のブレークに成功しそのセットを先取。第2セットは3度ずつのブレークを奪い合うブレーク合戦となりタイブレークへともつれたが、そのタイブレークでは実力に勝るラーソンが一気にカぺロバを引き離し1時間41分のストレートで勝利を手にした。
ベグは2回戦でZ・オンドラスコバ(チェコ共和国)を6-3, 6-0の快勝で退けた予選勝者のC・スコールと、ラーソンはN・ブラチコワ(ロシア)を7-5, 6-3で下したJ・クレイバス(アメリカ)とそれぞれ対戦する。
残りの試合ではP・メイヤー(オーストリア)が主催者推薦のN・ロットマンを6-2, 6-3のストレートで下し2回戦へ進んだ。メイヤーは第2シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)と2回戦で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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