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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会10日目の5日、スザンヌ・ランランコートで男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードのR・フェデラー(スイス)が第9シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に3-6, 6-7 (4-7), 6-2, 6-0, 6-3と2セットダウンからの大逆転で勝利、2年連続となるベスト4進出を果たした。
史上最多となるグランドスラム16勝を誇るフェデラーにとって、グランドスラムの準決勝に進出するのは今回で31回目のこととなる。これはJ・コナーズ(アメリカ)に並び、男子テニスでのグランドスラム準決勝進出の最多記録となる。
「彼にとっては、とても良い環境だったと思います。」とフェデラー。「タフな試合になることは分かっていました。自分のリズムを見つけるのに苦労しました。2セットダウンになりましたが、第1セットから感じていました。追いつく戦術が出来た後は、少しずつプレーが良くなりました。球足の遅いコートで、ベースラインの後ろからリターンを返してくる相手への対処にもたつきました。」
「第2セットを奪われたのはショックでしたが、彼は本当にタイブレークで良いプレーを見せてくれました。でも、最初に2セットに時間をかけられたのは良いことです。試合が長引けば、自分にもチャンスはあると思っていました。第3セットの序盤は良い形でした。」
この日の試合でデル=ポトロは、最初の2セットで4度のブレークに成功したものの、試合が進むにつれて膝の怪我の影響からか動きに精彩を欠いた。デル=ポトロのファーストサーブの確率が下がるにつれて、フェデラーが試合の流れを掴み始めた。
30歳のフェデラーが今大会で2セットダウンからの逆転劇を演じるのは、今回が通算3度目のこととなる。2001年のS・サルグシアン(アルメニア)と、2009年にはT・ハース(ドイツ)との試合でいずれも2セットダウンから逆転している。
試合を通して8度のサービスブレークを許したデル=ポトロは「あの第3、第4セットがあったとしても、素晴らしい試合でした。序盤よりも、彼は格段に良いプレーをしていました。サーブが良くなかったのが、勢いをなくした原因です。こちらのチャンスもありましたが、取り逃がしました。彼はチャンスを生かしたのが違いになりました。」と、敗戦を振り返った。
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