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女子テニスツアーのエストリル・オープン女子(ポルトガル/エストリル、賞金総額22万ドル、クレー)は土曜日に決勝戦を行い、第6シードのK・カネピ(エストニア)がノーシードから勝ち上がったC・スアレス・ナバロ(スペイン)を3-6, 7-6 (8-6), 6-4の逆転で下し、見事、トロフィーを手にした。カネピは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
今季のカネピはブリスベンの大会で初のプレミア大会優勝を飾ったものの、その後、肩の故障に見舞われて1カ月半のツアー離脱を余儀なくされた。復活した後はやや調子を落としていたが、クレーシーズンに入って調子を上げてきている。
カネピは今季初のクレーコート大会への出場だったが、第4シード、第1シードを撃破し、決勝へと駒を進めていた。
一方、スアレス・ナバロは十八番の粘り強さと片手打ちのバックハンドでWTAツアー初優勝を狙ったが、惜敗した。
決勝戦は第1セットを6-3で先取したスアレス・ナバロが第2セットでも5-3とリードを重ねる。結局、第2セットはタイブレークに入るが、そこでもスアレス・ナバロが先行し、マッチポイントを2本奪う。
しかしカネピは強烈な粘りをみせてマッチポイントをしのぐと、その勢いをもってタイブレークを奪い、試合はファイナルセットへ。
ファイナルセットでも4-2とリードしていたスアレス・ナバロだったが、カネピはそこから格上の意地をみせて4ゲーム連取に成功すると、そのまま試合に終止符を打った。試合時間は2時間37分にも及んだ。
試合後、カネピは「マッチポイントを跳ね返して勝ったことはこれまでにありましたが、決勝でこのような形で優勝するのは初めてのことです。今回の優勝は長く記憶にとどまることでしょう」と感慨深げに話した。
「今回の優勝の意味は大きいです。故障をしてしまい、そこからのカムバックは大変なものでした。今回はフィットネスコーチが同行していますが、コーチは最近解任してしまったので、今日、自分の力で優勝できた意味は大きいのです。今の私にコーチは必要ない、という意味ではありませんが!」
「クレーコートシーズンを楽しみにしています。ジュニア時代にはクレーで練習していましたからクレーは大好きです。今日はベストのテニスではありませんでしたが、これから色々改良していきたいと思います。」
カネピはこれでツアー3勝目を決めた。2010年にはパレルモの大会で、また今季は上述のとおりブリスベンの大会で優勝している。
一方、惜敗したスアレス・ナバロは今回が3度目のツアー決勝進出だったが、またもや準優勝に終わった。
スアレス・ナバロは「あと1ポイントで優勝できました。しかし彼女(カネピ)はすばらしいプレーをみせていました。」と話した。「いい1週間でした。また練習を続けてさらにうまくなりたいというモチベーションがわきました。クレーは好きなコートなのでこれからの大会を楽しみにしています。」
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