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女子テニスツアーのバルセロナ女子オープン(スペイン/バルセロナ、賞金総額22万ドル、クレー)は11日、シングルス1回戦残り1試合と2回戦3試合が行われ、前年度チャンピオンで第4シードのR・ビンチ(イタリア)がS・ハレプ(ルーマニア)の前に1-6, 3-6のストレートで敗れ、大会2連覇の夢は早くも崩れ去った。
今大会のディフェンディング・チャンピオンであるビンチだったが、この日はトップスピンの強いハレプのストロークにタイミングが合わず、第1セットでは3度、第2セットでも2度のブレークを奪われ、わずか64分のストレートで敗退、大会2連覇とは行かなかった。
試合を通して終始安定したプレーを続けたハレプは、この日の勝利が今季自身3度目となるトップ20選手からの勝利だった。「ロベルタ(ビンチ)とはパリのハードコートで対戦して負けていました。厳しい試合になるとは分かっていたのでベストのプレーが出来るように心掛けたので、勝てた事は嬉しいです。クレーでの最初の大会は難しいものですが、日に日に良くなっています。」とハレプは、自身のプレーに好感触を得ていた。
2008年には全仏オープンのジュニア部門を制したハレプは、準々決勝でC・スアレス・ナバロ(スペイン)と対戦する。スアレス・ナバロもこの日、第6シードのP・ツェトコフサ(チェコ共和国)を6-2, 6-4のストレートで下す金星を飾っての勝ち上がり。
2008年の全仏オープン、2009年の全豪オープンと2度のグランドスラムでベスト8入りして自己最高位の22位を記録したスアレス・ナバロだが、ここ数年は足首と肘の怪我に泣かされ現在は65位とランキングを下げていた。
残りの2回戦では、第7シードのS・エラーニ(イタリア)がラッキールーザーのE・カベサ=カンデラを6-0, 6-2で一蹴した。
世界ランク33位のエラーニは同151位のカベサ=カンデラに第1セットは1ゲームも与えない完璧なプレーで先取。第2セットでは1度のブレークをカベサ=カンデラに許したものの、3度のブレークに成功し71分のストレート勝ちで順当にベスト8入りを果たした。ベスト4入りを懸けてエラーニは、第2シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)とG・ムグルサ=ブランコの勝者と対戦する。
この日行われた唯一の1回戦では、S・シルステア(ルーマニア)が第8シードのP・エルコグ(スロベニア)と対戦したが、6-4で第1セットをシルステアが先取したところで、エルコグが目まいを訴え試合を途中棄権、シルステアは意外な形で2回戦進出を決めた。2回戦でシルステアはL・ドミンゲス=リノ(スペイン)と顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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