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女子テニスツアーのソニー・エリクソン・オープン女子(アメリカ/マイアミ、賞金総額482万8050ドル、ハード)は土曜日に3回戦を行い、世界ランク2位で第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が地元期待の予選勝者S・スティーブンス(アメリカ)を6-4, 6-2で下し、順当に4回戦進出を決めた。
また第10シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)は第21シードのR・ビンチ(イタリア)に6-2, 6-1で圧勝、シャラポワ同様に4回戦に駒を進めた。
セリーナはスタジアムコートに午前11時に登場し、強力なサービスとベースラインからの安定したプレーでビンチを圧倒、12時過ぎには試合を終えた。
試合後、セリーナは「私は朝方人間ではありません。ですので午前の試合は好きではありません。ですが午前11時からの試合ではいつでもベストを尽くします。」とジョーク交じりにコメントを残した。
セリーナは短いポイントでも長いラリーが続いたポイントでも主導権を握り、優位に立った。また凡ミスが20本だったのに対し、ストロークウィナーの数は25本を数えた。
セリーナは左足首を痛めており、2カ月ぶりのツアー復帰となっている。したがってビンチは世界20位だが、これはセリーナが今季倒した選手の中でも最も高いランキングとなっている。
昨年8月以来、優勝がないセリーナは、今大会で久しぶりの優勝をねらう。セリーナはこの大会で過去に5度優勝しており、今年優勝すれば史上最多の6度目の優勝となる。また今大会ではS・グラフ(ドイツ)がセリーナと同じく5度の優勝を果たしている。
これについてセリーナは「トロフィーが欲しいんです。もっと手にしたいと思っています。また破りたい記録もあります。ですのでそれを達成したいと思います。信じなければなりません。そしてそれを信じています。」と話している。
一方、今大会で2005年と2010年の2度にわたって優勝しているK・クレイステルス(ベルギー)は足首の怪我から復帰しての出場だったが、3回戦で第23シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)に4-6, 6-7 (5-7)で惜敗、会場を後にしている。
第2セットでは6本のマッチポイントを切り抜けた末に力尽きたクレイステルスは「ヤニナは2セットを通して堅実なプレーでした。接戦でしたが、全力の半分くらいでしかプレーできなくてイラつきましたが、競ることはできました。」と試合を振り返っている。
一方、母国の大先輩から白星となったウィックマイヤーは「彼女はずっと私のアイドルでしたから、今日は特別な勝利です。良い気分ですし、ますます自信がついてきます。」と、喜びのコメントを残している。
その他の3回戦の結果は以下の通り。
C・ウォズニアキ(デンマーク) (4) ○-× P・ツェトコフサ(チェコ共和国) (29), 6-3, 7-5
S・ストザー(オーストラリア) (6) ○-× C・シーパース(南アフリカ), 2-6, 7-5, 6-2
N・リー(中国) (8) ○-× I・ベネソバ(チェコ共和国), 7-5, 6-2
S・リシキ(ドイツ) (12) ○-× S・ポン(中国) (17), 6-4, 7-5
E・マカロバ(ロシア) ○-× M・バーテル(ドイツ), 6-2, 6-4
日本女子勢で唯一残っていたクルム伊達公子(日本)のダブルス(ペアはS・チャン(中国))だが、1回戦でV・キング(アメリカ)/M・ニクルスク(ルーマニア)組に6-7 (1-7), 3-6で敗れている。
今大会の優勝賞金は71万2000ドル。
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