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女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン(フランス/パリ、賞金総額63万7000ドル、ハード)は8日、シングルス2回戦2試合と1回戦残り7試合が行われ、2回戦に登場した第1シードのM・シャラポワ(ロシア)がC・シーパース(南アフリカ)を6-3, 6-1で圧倒、順当に準々決勝へ駒を進めた。
今大会、上位シード2選手は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が今大会の初戦だったシャラポワは、第1セットの出だしではシーパースと2度のブレークを奪い合うブレーク合戦となったものの、その後も2度のブレークに成功したシャラポワがそのセットを先取。
第2セットでは1度もブレークポイントをシーパースに握らせなかったシャラポワは、このセットでも2度のブレークを決めてわずか68分でシーパースを一蹴。順当にベスト8入りを決めた。
先週末のフェドカップでは初戦のシングルスで勝利を飾り、ロシアが3勝2敗とスペインを破る勝利の原動力となったシャラポワは、予想以上に今大会のコートが速いサーフェスと語る。
「ここ数ヶ月プレーしたコートの何処よりも速いコートでした。特に先週末のフェドカップではとても遅いコートでした。今日は良く出来たと思います。第1セットはブレークを奪い合う展開でしたが、その後はプレーが徐々に良くなりました。」
週明け発表の世界ランクで今週の成績に関わらず2位に浮上するシャラポワ。今大会の前年度チャンピオンで現在2位のP・クヴィトバ(チェコ共和国)が今年はエントリーしていないため、去年の優勝ポイントが自動的に失われる結果、シャラポワと順位が入れ替わる。
「世界ランク1位になることは目標ではあります。それでも、過去に1位に上り詰めた事があるので、今の一番の目標はグランドスラムでの再び優勝するです。」とシャラポワは、ランキングよりメジャー大会でのタイトル獲得を最大の目標に掲げていた。
もう1つの2回戦では、第6シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)がP・ツェトコフサ(チェコ共和国)を6-1, 6-4のストレートで倒し、準々決勝進出を決めた。
第1セットは2度のブレークに成功してあっさり先取したジョルジュだったが、第2セットではサーブの調子を崩し1度ブレークを奪われてしまう。しかし2度のブレークを奪い返し5-4とリードしたジョルジュは、続く自身のサービスゲームでは、サービスエースでマッチポイントを握ると、バックハンドのダウン・ザ・ラインでウィナーを決めゲームセット。
この日は自身27回目の誕生日だったツェトコフサだったが、誕生日を勝利で飾る事は出来なかった。
シャラポワは第9シードのA・クルベール(ドイツ)とM・ニクルスク(ルーマニア)の勝者と、ジョルジュはT・ピロンコバ(ブルガリア)とK・ザコパロバ(チェコ共和国)の勝者と準々決勝で対戦する。
この日の1回戦でニクルスクはJ・ガイドソバ(オーストラリア)を6-1, 4-6, 6-4のフルセットで、ザコパロバは主催者推薦のA・コルネ(フランス)を6-3, 6-1のストレートで下して2回戦進出を果たしていた。
その他の1回戦の試合結果は以下の通り。
R・ビンチ(イタリア) (7) ○-× S・ハレプ(ルーマニア), 6-4, 6-4
P・パルメンティエ(フランス) ○-× A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) (8), 2-6, 6-3, 6-3
B・マテック(アメリカ) ○-× K・バロア(ドイツ), 7-6 (7-3), 6-2
C・マーケイル(アメリカ) ○-× V・レプシェンコ(アメリカ), 6-4, 7-5
Y・ウィックマイヤー(ベルギー) ○-× J・クレイバス(アメリカ), 6-1, 0-0, 途中棄権
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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