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男子テニスツアーの南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、賞金総額39万8250ユーロ、ハード)は31日に、シングルス1回戦残り9試合が行われ、第5シードのF・ロペス(スペイン)がI・クニツィン(ロシア)を6-4, 7-6 (9-7)のストレートで下すなど、シード勢が順当に初戦突破を果たした。
ロペスはこの試合で実に19本ものサービスエースを記録し、第1サーブでは90%を超える確率でポイントを獲得し、クニツィンに1度もブレークを許さなかった。しかし第2セットのタイブレークでは、1度セットポイントをクニツィンに握られるもそれを退けて、1時間37分のストレートで勝利した。
先に行われた全豪オープンでは、準優勝を飾った同胞のR・ナダル(スペイン)に敗れはしたものの過去最高の4回戦進出を果たしていたロペスは、今週発表の最新の世界ランクでも自己最高位となる15位へと浮上していた。2回戦ではG・ルファン(フランス)と対戦する。
この日登場したシード勢は順当に勝利を飾った。第7シードのP・コールシュライバー(ドイツ)がO・ロクス(ベルギー)を6-1, 6-4のストレートで、第8シードのJ・ニエミネン(フィンランド)も予選を勝ち上がったM・テイシェイラ(フランス)を6-3, 3-6, 6-4のフルセットでいずれも退け2回戦進出を決めた。
世界ランク33位のコールシュライバーは、同51位のロクスに対し、試合を通して11本のサービスエースを記録し、第2セットで1度ロクスにブレークを許すも、第1、第2セット共に2度のブレークをロクスから奪うと、1時間25分のストレートで勝利。今季開幕戦のオークランドの準決勝で敗れたリベンジを果たした。ロクスはそのオークランドでは準優勝に輝いていた。
先月行われた全豪オープン前哨戦のシドニー大会で自身2度目のツアー優勝を飾った同50位のニエミネンだったが、同163位で予選勝者のテイシェイラに対しこの日は出入りの激しいテニスとなった。第1セットを先取して好調なスタートを切ったニエミネンは、第2セットではサーブの調子を上げたテイシェイラからブレークを奪えず、逆に1度ブレークを許しセットオールに。
勝敗を決める第3セットでは再びリズムを取り戻したニエミネンが、1度もブレークポイントをテイシェイラに与えず、テイシェイラから貴重なブレークを奪うと、2時間5分の接戦を制した。
コールシュライバーは予選勝者のR・バウティスタ=アグトを7-5, 6-2で倒したE・ロジェ=ヴァセラン(フランス)と、ニエミネンはC・M・ステベ(ドイツ)から6-4, 6-4のストレート勝利を奪った主催者推薦で出場のP・H・マチュー(フランス)とそれぞれ2回戦で顔を合わせる。
30歳のマチューは、この日の試合が2010年11月に行われたスイス・インドア大会以来の試合となった。マチューは昨年、膝の怪我のためシーズン全てを棒に振っており、この日の復帰戦を見事な勝利で飾っていた。
その他、この日行われて試合結果は以下の通り。
F・チポッラ(イタリア) ○-× M・ジケル(フランス), 1-6, 6-4, 7-5
F・セラ(フランス) ○-× T・カンケ(ドイツ), 6-3, 6-3
N・マウー(フランス) ○-× A・ラモス(スペイン), 6-3, 6-2
M・ラッセル(アメリカ) ○-× A・マンナリノ(フランス), 6-3, 7-5
今大会は上位4シード選手が1回戦を免除されているため、2回戦からの登場となっている。第1シードがT・ベルディフ(チェコ共和国)、第2シードがG・シモン(フランス)、第3シードがG・モンフィス(フランス)、第4シードがR・ガスケ(フランス)と続く。
今大会の優勝賞金は7万1900ユーロ。
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