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女子テニスツアーのユニセフ・オープン女子(オランダ/スヘルトヘンボシュ、賞金総額22万ドル、芝)は15日、シングルス2回戦残り6試合が行われ、第3シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)がA・パーラ=サントンハ(スペイン)との2回戦途中でボールが顔にあたるアクシデントを乗り越え、7-6 (7-4), 6-7 (4-7), 7-5の接戦で下してベスト8入りを決めた。
それは第2セット序盤に起きた。第1セットを奪ったウィックマイヤーが第2セットも2-1とリードした第4ゲーム。パーラ=サントンハのサーブをバックハンドでリターンした彼女は、ラケットのフレームにあたったボールが左目近くにあたるアクシデントに見舞われてしまった。直後にアイシングの処置を受けたウィックマイヤーは試合を再開するためにコートへ戻るも、そのセットをタイブレークの末に奪われてしまい、勝敗の行方は第3セットへ。
「それでも第3セットは問題なくプレーができた」と語るように、ウィックマイヤーは1度ブレークを奪われたが、2度のブレークをパーラ=サントンハから奪い返し、2時間44分で準々決勝進出を決めた。その準々決勝でウィックマイヤーはA・ドゥルゲル(ルーマニア)を6-2, 6-1の56分で一蹴した第7シードのR・ビンチ(イタリア)と対戦する。
その他、第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)がS・エラーニ(イタリア)を3-6, 7-6 (7-3), 6-1の逆転で下すも、J・ドキッチ(オーストラリア)が第4シードのF・ペネッタ(イタリア)を6-3, 6-4で倒す金星を上げた。
第1セットを落としたクズネツォワは、第2セットの第8ゲームでは6回のブレークピンチ切り抜けるも、7度目のブレークポイントでエラーニにブレークを許してしまい3-5とリードされてしまう。しかしグランドスラムで2度の優勝を誇るクズネツォワは、すかさず第9ゲームでブレークバックし、タイブレークへと持ち込んだ。
そのタイブレークでは終始リードしてそのセットを奪い返したクズネツォワは、第3セットでは一気に流れを掴み、2時間6分でエラーニを下し、ベスト8へ名を連ねた。
クズネツォワは、第5シードのD・チブルコワ(スロバキア)と、ドキッチはJ・ラーソン(スウェーデン)とそれぞれ準々決勝を行う。チブルコワはこの日、K・バロア(ドイツ)を6-0, 6-1の快勝で、ラーソンは主催者推薦のK・フリッペンス(ベルギー)を6-2, 5-7, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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