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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、賞金総額1752万ユーロ、クレー)は大会9日目の30日、男子シングルス4回戦が行われ、第5シードのR・ソデルリング(スウェーデン)が第18シードのG・シモン(フランス)に6-2, 6-3, 7-6 (7-5)のストレートで勝利、3年連続となるベスト8進出を決めた。
2年連続で決勝に進出しているソデルリングは、準々決勝でR・ナダル(スペイン)と対戦する。ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのナダルは、I・リュビチッチ(クロアチア)を7-5, 6-3, 6-3で下し、順当にベスト8入りとなっている。
昨年の決勝でナダルに敗れているソデルリングは「彼の技術は、誰もが知っていること。彼はここで何回も優勝している。」と、今大会で5度の戴冠を果たしているナダルについて語っている。
今大会において、ナダルに対し自信を持って対戦に臨める選手といえば、それはソデルリングを置いて他にはいない。
26歳のソデルリングは、今大会でナダルに勝利した唯一の選手となっている。2009年の4回戦でナダルに勝利したソデルリングは、その勢いで自身初となるグランドスラム決勝進出を果たしたが、決勝ではR・フェデラー(スイス)に敗れ、準優勝に終っていた。
そして2010年でソデルリングは、準々決勝でフェデラーから初勝利を挙げると、2年連続で決勝に進出する。しかし、その決勝ではナダルに敗れ、2年連続で準優勝となっていた。
「同じ試合はありません。」とソデルリング。「勝ち残っている限り、どうやって準々決勝に進出したかは問題ではありません。」
この日の試合でソデルリングは、地元観客の声援を受けるシモンに対し42本もの凡ミスを犯したものの、35本のウィナーを決め、試合を通して5度のブレークをシモンから奪っている。
持ち前の攻撃力をいかんなく発揮したソデルリングだが、ナダル戦に関しては「彼に対しては、頭の良いプレーが必要になります。本当にショットを選ばなくてはなりませんし、チャンスではウィナーを決めなくてはいけません。そうしないと、彼は全てのボールを返してきます。」と、最大限の警戒をしていた。
一方のナダルは、元世界ランク3位のリュビチッチから6度のブレークに成功するなど、2時間26分で危なげなく勝利している。
ソデルリングとの対戦についてナダルは「僕にとってタフな試合になるでしょう。彼はローラン・ギャロスで2度の決勝を経験していますし、その意味を分かっています。彼はベストのプレーが必要になるでしょう。」とコメントしている。
前日から持ち越しとなっていた第9シードのG・モンフィス(フランス)と第7シードのD・フェレール(スペイン)の対戦は、地元の大声援を受けたモンフィスが6-4, 2-6, 7-5, 1-6, 8-6で勝利、唯一の地元勢としてベスト8に生き残った。
準々決勝でフェデラーと対戦するモンフィスは「今は休息が必要です。そして、彼への連敗を止めなくてはなりません。」とコメント。ここまでモンフィスは、フェデラーと6度対戦し、5敗を喫している。
残る試合では、J・I・チェラ(アルゼンチン)がA・ファリャ(コロンビア)に4-6, 6-2, 1-6, 7-6 (5), 6-2のフルセットで勝利、ノーシードながらもベスト8に名を連ねた。
この日最後となった第3シードのA・マレー(英国)と第15シードのV・トロイキ(セルビア)の試合は、マレーが2セットダウンから2セットを奪い返し、4-6, 4-6, 6-3, 6-2となったところで日没のために中断、翌日以降に順延となった。
今大会の優勝賞金は120万ユーロ。
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