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男子テニスのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額364万5000ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第1シードのR・ナダル(スペイン)を4-6, 6-3, 6-2の逆転で下し、見事、優勝を飾った。ジョコビッチは優勝賞金61万1000ドルを獲得した。
年初の全豪オープンも制しているジョコビッチは、これで今シーズンの戦績を18勝0敗に伸ばし、今季は負けなし。また今大会での活躍で、月曜日に発表される最新の世界ランキングでは、準決勝で下したR・フェデラー(スイス)を抜いて2位に躍り出る。1位はナダルのままで、今季の戦績は14勝3敗としている。
これでジョコビッチは、一つの大会でナダルとフェデラーを下した3人目の選手となった。ジョコビッチはこの偉業を2007年のモントリオールの大会でも達成していた。2007年の今大会でジョコビッチは決勝でナダルに敗れたものの、2008年大会ではタイトルを獲得している。
ナダルは決勝戦で過去5度、ジョコビッチと対戦しており、いずれも勝利を収めていた。
決勝の第1セット、2度のブレークに成功したナダルは、そのリードを守りきり6-4で同セットを先取する。
しかし第2セットに入ると、4-3からジョコビッチがブレークに成功して5-3とし、続く第9ゲームでは5度のデュースの末にキープに成功、同セットを奪う。最後はナダルのバックハンドがワイドにそれた。
ファイナルセットでは、ミスの増えたナダルをジョコビッチが攻め立て
、最初の3ゲームで2度のブレークに成功すると、そのまま4-0と大きくリードを奪う。
そして迎えたマッチポイントでは、ナダルが得意とするフォアハンドがネットにかかりゲームセット。勝利を決めたジョコビッチは両腕で拳をつくり、頭をそらして雄叫びを上げた。ナダルは昨年10月以降、タイトルに恵まれておらず、今大会でも優勝はならなかった。
試合後、ジョコビッチは「無敵な選手というのは存在しません。私はただテニス人生で最高の瞬間を味わっているのです。毎試合、毎試合、ベストのテニスをするだけです。ただ今は、とても自信を持ってプレーできています。ボールの感触がとてもいい形で打てています。どの試合でも勝ちたいと思っていますし、これからもそうです。このままいいテニスを続けていきたいです。またマイアミの大会までに回復して、そこでもいいプレーがしたいと思います。」と話している。
「第2セットの終盤では、わずか数ポイントが勝負の鍵となりました。その結果、試合の形勢が逆転したのです。」
一方、敗れたナダルは「サービスの調子が勝敗を分けたと思います。第1セット後、少し調子を落としてしまいました。また彼(ジョコビッチ)は今季、とても調子がいいです。いいプレーをしています。彼には今季の残りの大会でもいいプレーをしてもらいたいです。」と勝者を称えた。
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