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サフィーナがペトロワから勝利、クルム伊達は不戦敗◇ロジャーズ・カップ

女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、賞金総額200万ドル、ハード)は現地時間の水曜日に、シングルス2回戦残り13試合を行い、元世界ランク1位のD・サフィーナ(ロシア)が第18シードのN・ペトロワ(ロシア)を7-5, 4-6, 6-4で下し、今季苦しめられている腰の怪我を負った全豪オープン以来となる1大会2勝目を飾った。またクルム伊達公子(日本)は第17シードのM・バルトリ(フランス)との試合を前に、左太腿の怪我のために棄権を申し入れた。

長引く腰の怪我のためスランプに陥り、今週発表の世界ランクでは70位まで下がっているサフィーナは、この日は序盤からペトロワと互角の戦いを見せ第1セットを先取。第2セットを奪われて勝敗の行方は第3セットへともつれた。その第3セットでは1-4とリードを奪われたサフィーナだったが、詰め掛けたファンからの声援を受け、5ゲームを連取。最後は自身のサービスゲームをラブゲームで決め試合に終止符を打った。

怪我を負った全豪から3ヶ月後にツアー復帰したサフィーナだったが、その後今大会まで8大会に出場し、5大会で初戦敗退、3大会で2回戦敗退と、本来のプレーが影を潜めていた。

「観客の声援が信じられないくらいだった。だから諦めないで戦えたの。1-4とリードされた時も、辛抱強く戦い続けようと思ったわ。3セットを戦い抜いて勝利を飾ったのも久しぶり。でも、トップ選手と3セットを戦い抜ける体になったことが分かったわ。」と語るサフィーナは、怪我の完治を実感していた。

ベスト8入りを懸けて全仏オープン覇者で第6シードのF・スキアボーネ(イタリア)と3回戦を行う。スキアボーネはE・マカロバ(ロシア)を6-4, 6-7 (5-7), 6-2で下しての勝ち上がり。スキアボーネはサフィーナ戦へ向けて「お互いファイターだし素晴らしいキャラクターの持ち主。全仏で優勝するまではハードコートで一番成績を残していたの。ボールと対戦相手のタイミングを掴む必要があるわ。彼女はバックハンドは早いボールでフォアハンドはスピン系だし、対戦がとても楽しみ。」と、対戦を心待ちにしているようだった。

ラッキー・ルーザーで本戦入りしたクルム伊達は、この日に第17シードのM・バルトリとの2回戦を行う予定だった。しかし、1回戦で痛めた左太腿の怪我の痛みが引かず、試合開始前に棄権を申し入れて不戦敗となった。これは8月30日から行われる今季最後のグランドスラムであるUSオープンへ向けて無理をしたくないとの思いからの決断だった。

予選最終ラウンド決勝で敗退していたクルム伊達だったが、先週のシンシナティ大会で準優勝を飾ったM・シャラポワ(ロシア)がかかとの怪我を理由に欠場を表明。それを受けてラッキールーザーでの本戦入りだった。今後しばらくはUSオープンへ向けて休養と治療を行う。

バルトリはベスト8入りを懸けて、前日に第1シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を下す大金星を飾った予選勝者のI・ベネソバ(チェコ共和国)と3回戦で顔をあわせる。

その他、第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)がラッキールーザーで出場のP・シュニーダー(スイス)を7-5, 7-5のストレートで下すなどシード勢が順当に3回戦へ進んだ。シュニーダーは予選最終ラウンドで敗退したものの、第3シードで出場予定だったV・ウィリアムズ(アメリカ)が右膝の怪我を理由に欠場したために、ラッキールーザーでの本戦入りだった。

その他、第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)K・ザコパロバ(チェコ共和国)を6-2, 6-4で、第5シードのK・クレイステルス(ベルギー)B・マテック(アメリカ)を4-6, 6-4, 6-3で倒し、順当に3回戦へ駒を進めた。ウォズニアキはA・クレイバノワ(ロシア)を6-3, 6-3で一蹴した第15シードのF・ペネッタ(イタリア)と、デメンティエワは第16シードのA・レザイ(フランス)を5-7, 7-6 (8-6), 6-1で破った鄭潔(中国)と、クレイステルスはS・バンマー(オーストリア)を7-5, 6-2で下したK・カネピ(エストニア)とそれぞれ3回戦を行う。

その他の試合結果は以下の通り。

A・ラドワンスカ(ポーランド) (7) ○-× V・キング(アメリカ), 6-0, 6-3
V・アザレンカ(ベラルーシ) (10) ○-× M・キリレンコ(ロシア), 6-4, 6-1
S・クズネツォワ(ロシア) (11) ○-× T・バシンスキー(スイス), 7-6 (8-6), 6-4
A・サバイ(ハンガリー) ○-× Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (13), 6-7 (5-7), 6-3, 6-4

今大会の優勝賞金は35万ドル。

(2010年8月19日13時38分)
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