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クルム伊達がデメンティエワに惜敗◇バンク・オブ・ウェスト・クラシック

女子テニスツアーのバンク・オブ・ウェスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、賞金総額70万ドル、ハード)は28日にシングルス2回戦4試合を行い、クルム伊達公子(日本)が世界ランク6位で第2シードのE・デメンティエワ(ロシア)に挑んだが、6-3, 3-6, 4-6の逆転で惜しくも破れた。

第1セットは2度のブレークを許したクルム伊達だったが、デメンティエワから3度のブレークを奪い先取。第2セットも2-0とリードを奪ったが、第4ゲームで3度のダブルフォルトを犯しブレークバックを許すと、流れはデメンティエワへ。そのセットを3-6で落とすと勝敗は第3セットへともつれ込んだ。

出だしで2度のブレークを奪われて0-3とリードされたクルム伊達だったが、続くゲームでブレークバックし、何とかデメンティエワに食い下がる。3-5からの自身のサービスゲームでは、デメンティエワに1度マッチポイントを握られるも何とかしのいでキープに成功する粘りを見せたものの、続く第10ゲームをしっかりキープしたデメンティエワが2時間16分で準々決勝進出を決めた。

世界ランク61位で39歳のクルム伊達は、デメンティエワに引けをとらないストローク戦を見せたものの、一歩及ばず惜敗。デメンティエワは全仏オープンで痛めた左ふくらはぎの怪我からの復帰戦を勝利で飾った。

試合後デメンティエワは「2ヶ月間全く試合から遠ざかってからの試合は、プレーに入り込むのに時間がかかった。厳しい状況から勝利を上げる方法を見つけ出すためには、時にはフルセットもいいものね。」と振り返った。クルム伊達については「早い展開でフラットにボールを打ってくる。本当に素晴らしいアスリートだわ。彼女のテニスは素晴らしく、体もとてもフィットしていて、本当に驚かされた。」と、10歳以上も年上のクルム伊達に脱帽していた。

準々決勝でデメンティエワは第5シードのM・シャラポワ(ロシア)とO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)の勝者と対戦する。

この日はシード勢が順当にベスト8進出を決めた。第1シードのS・ストザー(オーストラリア)が予選勝者のC・マッケールを6-1, 7-5で、第3シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)も予選を勝ち上がったO・サウチュック(ウクライナ)を7-6 (7-4), 6-2で、第7シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)はD・チブルコワ(スロバキア)を6-1, 6-4と、いずれもストレートで退けて8強入りを決めた。

最新の世界ランキングで5位と自己最高位にいるストザーは、8本のサービスエースを決め自身のサービスゲームでは1度もブレークを許さず、18歳で伸び盛りのマッケールを1時間20分で下した。

「高いランキングにいるのは気分が良いものね。トップ10入りが目標だったけど、その後すぐに5位に来てしまって嬉しい限りよ。でも一晩でここまで来た訳じゃない。ここ数年の積み重ねの結果だし、これからも変わらずもっと良いプレーができるように努力して行くつもりよ。」と、ストザーは向上心を掲げていた。

ストザーはベスト4入りを懸けてウィックマイヤーと準々決勝を行う。

ラドワンスカは、接戦となった第1セットをタイブレークの末に奪うと、第2セットは終始試合の主導権を握り、1時間32分でサウチュックを倒した。準々決勝では第6シードのS・ペア(イスラエル)とM・キリレンコ(ロシア)の勝者と顔をあわせる。

この日最後に行われた試合には、L・ダベンポート(アメリカ)がダブルスの1回戦に登場した。第2子を出産してからコートには立っておらず、この日は2008年のUSオープン以来となる公式戦となった。今大会はL・フーバー(アメリカ)と組んで主催者推薦での出場で、この日の試合ではM・ウダン(アメリカ)/M・クライチェック(オランダ)組と対戦し、6-4, 6-2のストレートで下し、復帰戦を勝利で飾った。

今大会の優勝賞金は10万7000ドル。

(2010年7月29日15時20分)

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