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女子テニスツアーのムチュア・マドリレーニャ・オープン(スペイン/マドリッド、賞金総額350万ユーロ、クレー)は10日、シングルス2回戦3試合が行われ、第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)がV・ドゥシェヴィナ(ロシア)を6-7 (2-7), 7-6 (7-5), 7-6 (7-5)と逆転で破り、3回戦進出を果たした。
第1セットでは3本のセットポイントを握ったセリーナであったが、そのチャンスを逃すと世界ランク43位のドゥシェヴィナに逆転でセットを奪われてしまう。その後の第2セットでは、ゲームカウント5-6で迎えた自らのサービスゲームでマッチポイントのピンチに面するが、ドゥシェヴィナのミスなどに助けられた。
ファイナルセットでは、セリーナがゲームカウント5-2と大きくリードを奪ったものの、ドゥシェヴィナが粘り3セット連続でタイブレークに突入する。タイブレークでも接戦を続ける両者であったが、経験に勝るセリーナが3時間26分で劇的な勝利を収めた。ツアーの公式記録によると、セリーナが行った試合で最も長い試合とのこと。
「明らかにベストではなかったし、良いプレーではなかったけれど、勝つことが出来て本当に誇りに思う。」とセリーナ。「こんなに長い試合をプレーしたら、負けたくはなかったわ。」
世界ランク1位のセリーナは、第3セット途中でコートを離れ足の治療を受けていた。コートに戻ってきたときには、右の太ももにテーピングを施されていたセリーナであったが、その怪我がどれくらい深刻なのかは分からないとコメントしている。
この他の2回戦では、セリーナの姉である第4シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)がV・ズヴォナレーワ(ロシア)に7-5, 6-3で、第15シードのF・スキアボーネ(イタリア)がS・バンマー(オーストリア)に6-2, 6-1でそれぞれ勝利しており、3回戦に駒を進めている。
この日は残りのシングルス1回戦11試合も行われており、第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)がP・クヴィトバ(チェコ共和国)に6-4, 6-2で勝利した一方、ディフェンディング・チャンピオンで第3シードのD・サフィーナ(ロシア)がK・ザコパロバ(チェコ共和国)に6-7 (1-7), 6-7 (3-7)のストレートで敗れ、早くも大会を去っている。
第1セットを落としたサフィーナは、第2セットでは3ゲームを連取するなど勢いを取り戻したかに見えたが、タイブレークの末にこのセットも世界ランク88位のザコパロバに奪われゲームセットとなった。
また第10シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)はS・ポン(中国)との対戦に臨んでいたが、ポンに第1セット0-3とリードされた時点で試合を棄権、初戦で姿を消している。
この他の試合の結果は以下の通り。
S・ストザー(オーストラリア) (8) ○-× G・ドゥルコ(アルゼンチン), 7-6 (7-3), 7-5
N・リー(中国) (13) ○-× B・ガルシア・ビダガニー, 6-0, 6-2
F・ペネッタ(イタリア) (14) ○-× S・シルステア(ルーマニア), 6-1, 1-6, 6-1
N・ペトロワ(ロシア) (16) ○-× E・ヴェスニナ(ロシア), 4-6, 6-2, 6-3
A・クレイバノワ(ロシア) ○-× A・アマンムラドワ(ウズベキスタン), 6-3, 6-2
A・パーラ=サントンハ(スペイン) ○-× V・ルアノ=パスクアル(スペイン), 6-3, 6-2
A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) ○-× 鄭潔(中国), 3-6, 6-3, 6-2
P・シュニーダー(スイス) ○-× A・サバイ(ハンガリー), 5-2, 途中棄権
今大会の優勝賞金は62万ユーロ。
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