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女子テニスツアーのファミリー・サークル・カップ(アメリカ/サウスカロライナ、賞金総額70万ドル、クレー)は土曜日に準決勝を行い、世界ランク2位で第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)と同22位で第7シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)が対戦したが、ウォズニアキが右足首の負傷を理由に棄権、ズヴォナレーワが決勝に進出した。
しかしウォズニアキは第1セットを2-4とリードされた場面でドロップショットを追いかけていて足がコートに突っかかってしまった。ウォズニアキは足首にテーピングをしてコートに戻ったものの、2-5とされ、第8ゲームのサービスで15-0からダブルフォルトを犯した時点で棄権を決めた。
ウォズニアキは先週のMPSグループ選手権で優勝しており、2週連続の優勝をねらっていたが、惜しくもそれは達成ならなかった。
試合後、足を引きずりながら記者会見に登場したウォズニアキは、月曜日にMRIを受ける予定だと話した。ウォズニアキはボールを追いかけている際に捻る音が聞こえてから痛みを感じた、と話している。
「捻った後でも足で立てたことに驚いている。これは故障がそれ程ひどくはないという証拠。でも横には動けなかった。プレーを続けることができなかった。」と肩を落とした。
ウォズニアキは2年前にも同様の故障に苦しめられていた。その結果、ツアーから3週間の離脱を強いられた。
ウォズニアキは5月の最終週からスタートする全仏オープンでプレーできるか尋ねられ、「そう望んでいる。見た感じだとそれほど悪くはなさそうだから。」と答えた。
一方、思わぬ勝利を手にしたズヴォナレーワは「決勝に残れてハッピー。こんな形で決勝に残るのはそれほどうれしくはないけどね。昨年は故障でタフな1年になったので、他の選手にもそうなっては欲しくない。」と気遣いをみせた。ズヴォナレーワは右足首の故障で昨年のクレーシーズンを棒に振っていた。
「ネット際の握手の際に、気をつけるようにウォズニアキに言ったの。私にも経験があるから、アドバイスが必要なら言ってね、ともね。彼女は少し休む必要があると思う。」
日曜日の決勝戦でズヴォナレーワは世界11位で第4シードのS・ストザー(オーストラリア)と対戦する。ストザーは準決勝で同24位で第8シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)を6-3, 7-6 (7-2)で振り切った。
第1セットを6-3で奪ったストザーだったが、第2セットは2-5と追い込まれた。しかしそこからタイブレークにまで持ち込むと、そのまま試合に終止符打った。ストザーは得意のサービスで8本のエースを決めた。
試合後、ストザーは「いいプレーがコンスタントにできている。準決勝では少し疲れていたけど、闘うことを諦めなかった。」と話した。
ハンチュコバは「サムはとてもいい試合をしていた。両セットともに信じられないほどいいサーブを決めていた。」と脱帽の様子だった。
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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