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女子テニスツアーのアンダルシア・テニス・エクスペリエンス(スペイン/マルベーリャ、賞金総額22万ドル、クレー)は水曜日に1回戦残り4試合と2回戦を行い、第3シードのK・クレイステルス(ベルギー)がA・ドゥルゲグを6-4, 6-7 (1-7), 6-2で下し順当に2回戦へ駒を進めた。
先週までマイアミで行われた『ソニー・エリクソン・オープン』で今季2度目の優勝を飾ったクレイステルスは、クレーでの初戦となったこの日の試合では、第1セットを2-4から逆転で先取するも、第2セットはドゥルゲグの逆襲に合いフルセットへ。第3セットは集中力を高めたクレイステルスが1度だけブレークを許すも、3度ブレークを奪い2時間10分で2回戦進出を決めた。
「3年間もクレーで試合をしていなかったから、良い経験になったわ。精神的にも全く違うし、時間が必要ね。できるだけ早くその感覚を取り戻したい。試合に勝る練習はないからここでのプレーは興奮するわね。これを維持して行きたいわ。」と、昨年復帰したクレイステルスは、クレーでの感触を味わっていた。
当初、この大会には出場するつもりがなかったクレイステルスは、今大会の主催者で元トップ選手だったC・マルチネスに先週の大会中に出場を要請され、急遽出場を決めたため、主催者推薦枠を使っての本戦入りだった。
「ここへは来たことがなくて、多くの選手がとても美しい大会だって言っていたの。だからマイアミで試合が終わってすぐにここへ移動したの。できるだけ準備をしたいわ。もちろん、全仏が目標だから、それまで1つでも多くの試合をしたいと思っている。」とクレイステルスは、今季2度目のグランドスラムへ目を向けていた。
同じく1回戦に登場したのは第2シードのF・ペネッタ(イタリア)で、Y・シュウェドワ(カザフスタン)を6-3, 6-1のストレートで一蹴した。先週のマイアミではG・ドゥルコ(アルゼンチン)と組んだダブルスで見事な優勝を飾っており、クレイステルスと同じくタイトル獲得後にスペインへ移動しての試合だった。しかしそれを感じさせず、わずか67分でシュワドワを退けた。
クレイステルスはK・バロア(ドイツ)を7-5, 6-4で下した予選勝者のB・ガルシア=ビダガニーと、ペネッタはK・フリッペンス(ベルギー)を6-1, 6-3で倒したL・ポウス・ティオ(スペイン)とそれぞれ2回戦で対戦する。
この日行われた2回戦では、第4シードのA・レザイ(フランス)が敗退する波乱に見舞われた。その波乱の立役者はT・マレック(ドイツ)で、レザイを6-4, 6-2のストレートで破りベスト8進出を果たした。第5シードのMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)はA・ブリアンティ(イタリア)を6-0, 6-2で圧倒、マルチネス=サンチェスは順当に8強入りを決めた。
マレックは第8シードのC・スアレス・ナバロ(スペイン)とP・エルコグ(スロベニア)の勝者と、マルチネス=サンチェスは第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)と主催者推薦のE・カベサ=カンデラの勝者と準々決勝進出を懸けて2回戦を行う。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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