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22日に開幕を控えた男子テニスツアー最終戦、ATPワールド・ツアー・ファイナルズのドローイングが18日に行われ、世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)は、USオープン覇者であるJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、同4位のA・マレー(英国)、そしてF・ベルダスコ(スペイン)と同じグループAとなった。
この日、ロンドン・アイと呼ばれる観覧車の中で組合わせの抽選に出席したマレーは「もちろん、ロジャーとの対戦は楽しみさ。最近ではフアンともツアーで何度か対戦したし、ベルダスコともバレンシアで接戦になっていたね。」とライバル達との対戦を心待ちにしている様子。
世界ランク2位のR・ナダル(スペイン)は、グループBとなっている。同グループには、同3位のN・ジョコビッチ(セルビア)のほか、N・ダビデンコ(ロシア)とR・ソデルリング(スウェーデン)が組分けされている。
各グループの上位2名が準決勝に進出するツアー最終戦、ロンドンのO2アリーナで開催される今大会の決勝は11月29日に行われる。
世界トップの8名のみで争われる今大会は、3試合あるラウンドロビンでのそれぞれ試合で勝利するたびに12万ドルが手に入るほか、準決勝に勝利すれば38万ドル、さらに優勝すると77万ドルが賞金額に加算され、もし無敗でチャンピオンになれば、総額で163万ドルもの賞金を手にする事が出来る。
今年7月に世界ランク1位の座をナダルから奪い返したフェデラーであるが、今大会の成績によっては再びその地位を失う可能性がある。全勝で優勝すれば1500のランキングポイントが得られる今大会、フェデラーは現在10150のポイントであるのに対し、ナダルは9205ポイントと年度末ランキング1位の可能性を残している。
2008年は失意のシーズンを送ったフェデラーであったが、今季は全仏オープンを初制覇して生涯グランドスラムを達成すると、続くウィンブルドンではP・サンプラス(アメリカ)の最多勝記録を破る、通算15度目のグランドスラム制覇を成し遂げた。残る2つのグランドスラムでも決勝に進出していたフェデラーであるが、全豪オープンではナダルに、USオープンではデル=ポトロにフルセットで敗戦している。
年初の全豪オープンを制し最高の滑り出しを見せたナダルであったが、今シーズンは怪我に泣かされ続けた。それまで無敗であった全仏オープンの4回戦、ソデルリングにまさかの敗戦を喫したナダルは、ディフェンディング・チャンピオンとして臨むはずであったウィンブルドンを欠場、USオープンでは準決勝に進出するも、怪我の影響のためにデル=ポトロに敗れている。
昨年のツアー最終戦を制しているジョコビッチは、優勝候補の筆頭としてロンドンに乗り込んでくる。昨年の全豪チャンピオンであるジョコビッチは、スイス・インドアの決勝でフェデラーを破り、先週パリで行われたマスターズの準決勝ではナダルを破り優勝するなど、ツアーで最も好調な選手といえる。
またダブルスのドローイングも行われており、ディフェンディング・チャンピオンのD・ネスター(カナダ)/N・ジモンイッチ(セルビア)組、M・ブパティ(インド)/M・ノウルズ(バハマ)組、F・チェルマク(チェコ共和国)/M・メルティナック(スロバキア)、そしてM・ミルニ(ベラルーシ)/A・ラム(イスラエル)組がグループAに、B・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組、L・ドロウィー(チェコ共和国)/L・パエス(インド)組、L・クボット(ポーランド)/O・マラチ(オーストリア)組、そしてM・フィルステンベルク(ポーランド)/M・マトコウスキー(ポーランド)組がグループBとなっている。
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