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男子テニスツアーのBCRルーマニア・オープン（ルーマニア/ブカレスト、賞金総額４５万ユーロ、クレー）は２４日、シングルス２回戦残り４試合を行い、第３シードのＪ・モナコ（アルゼンチン）が予選を勝ち上がったＰ・リバを6-4, 6-2のストレートで下し順当にベスト８入りを果たした。

世界ランク３７位のモナコは、同１５７位のリバに１度もブレークポイントを握らせない完璧な試合運びで、１時間１８分のストレートでリバを一蹴し、準々決勝へ駒を進めた。今大会、第１シードのＶ・ハネスク（ルーマニア）が１回戦で、第２シードのＮ・アルマグロ（スペイン）が２回戦で敗退しているため、現時点の最上位シード選手のモナコは、ベスト４入りを懸けて第８シードのＰ・クエバス（ウルグアイ）と対戦する。

クエバスはこの日、Ｐ・ルクザック（オーストラリア）を7-5, 6-4で倒しての勝ち上がり。第１セットは両者サービスキープする中、最後の第１２ゲームで初めてブレークを奪ったクエバスが先取する。第２セットに入ると両者ブレーク合戦となり、クエバスも２度のブレークを許すも、３度のブレークを奪い返しストレートでルクザックを退けた。

この日、第６シードのＤ・ケレラー（オーストリア）が黒星を喫する波乱があった。その波乱を演じたのはＳ・グロイル（ドイツ）で、ケレラーを6-1, 6-4のストレートで下した。グロイルは１１本ものサービスエースを叩き出し主導権を握り、１時間１９分で今季２度目のベスト８入りを決めた。準々決勝ではＭ・ゴンサレス（アルゼンチン）と顔を合わせる。

ゴンサレスは、１回戦で第１シードのハネスクを破る大金星を上げたＯ・エルナンデス（スペイン）を7-5, 3-6, 6-1のフルセットで退けての勝ち上がり。両者は第１、第２セットともサーブが好調で、各セットを分け合ったが、第３セットに入りエルナンデスが失速。第１サーブではわずか４４％の確率でしかポイントを獲得できず、ゴンサレスに２度のブレークを奪われると万事休す。２時間１８分の接戦はゴンサレスに軍配が上がった。

今大会の優勝賞金は７万１７００ユーロ。