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女子テニスの杉山愛(日本)が今季限りでの現役引退をマネジメント会社を通じて発表した。27日に開幕する東レ・パンパシフィック・オープンが現役最後の大会となる予定。
杉山は現在行われているUSオープンに出場していたが、シングルスは1回戦で、ダブルスは前日に行われた3回戦でともに敗れていた。ここ何年かはUSオープンが終わると、現役続行の意思を確認することが恒例となっていたが、今年は女子ダブルス3回戦敗退後に「来年は見えていない」と語っていたといい、この時点で気持ちは固まっていたものとみられる。
杉山の持つグランドスラム62回連続出場の記録は、マネジメント会社がギネス申請への準備を始めると発表があったばかりだった。
1992年にプロへ転向した杉山は海外公式戦(ツアー大会、ITFサーキット含む)のシングルスで492勝を挙げ、ツアー大会のタイトルはシングルスで6個、ダブルスで38個を獲得している。シングルスの世界ランキングは2004年2月の8位が最高。ダブルスでは2000年10月に世界ランク1位を獲得していた。
杉山がマネジメント会社を通じて発表したコメントは以下の通り。
「例年、翌年の方針に関しては、シーズンの途中や、シーズンオフ直後に決めてきました。私は、近い将来のイメージを見据えることができるタイプだと思いますが、現時点では来シーズンのことが見えていないのが正直なところです。
国際大会で戦うなら、世界ランキングで20~30位の間で戦いたいと練習を積んできました。瞬間的に良いパフォーマンスができたとしても、年間を通じてそれができないとわかった時が完全燃焼の時だと思っていましたし、引退の時だと考えていました。
長いプロテニス生活の中で、私自身かけがえのない経験をたくさんさせてもらったので、これからはテニスやスポーツを通じてその恩返しをしていきたいと思います。」
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