HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
今年から男女共催となり、大会の規模としてはグランドスラムに次ぐレベルとなったマドリード・マスターズ。そのこと自体は歓迎すべきことであるが、大会期間中に浮かび上がった問題を解決するには数年を要することになりそうだ。
R・ナダル(スペイン)やA・ロディック(アメリカ)らトップ選手はすでに不満の声をもらしており、練習コートの状態の悪さや太陽の光を反射する金属製の座席、そしてロッカールームの狭さなどをあげている。
プロモーターであるI・ティリアク氏は「コートの状態が完璧ではないのは私の責任だ。来年からはコートを完全な状態にしたい。」と日曜日の記者会見で述べている。
また同氏は「ロッカールームについても大きな議論があった。一定程度、彼らは正しい。これも私の責任である。」とも話している。
「2年の猶予が欲しい。それからまた話し合いをしたいと思う。」
昨年まで、この時期に行われていたのは全仏の前哨戦であるハンブルグ・マスターズだった。しかし今年から同大会は格下げされ、7月の開催となっている。
Tiriac氏はまた、土曜日に行われた男子準決勝ナダル対N・ジョコビッチ(セルビア)戦に触れ、最終セットのタイブレークまで持ち込まれた同試合を、今年のマドリード・オープンが成功した証拠としてあげている。「私はテニス界に50年以上、関わっているが、クレーコート上で準決勝のような試合をみたのは初めてだ。非常に質の高い試合だった。」
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.