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日本テニス界期待の新星である錦織圭(日本)が、7月19日から行われるインディアナポリス・テニス選手権(アメリカ/インディアナポリス、賞金総額60万ドル、ハード)への出場を表明した。
現在19歳の錦織は、昨年2月のデルレイビーチ国際テニス選手権で優勝を飾り、1998年にL・ヒューイット(オーストラリア)が16歳10ヶ月で優勝した記録に次ぐ最年少優勝記録でのチャンピオンとなり、日本を始めテニス界にセンセーションを巻き起こした。選手が選ぶ2008年の“Newcomer of the Year”にも選ばれ、ゲータレード、アディダス、ソニー、ウィルソンなど、ワールドワイドなスポンサー契約を結ぶほどになった。
そんな彼は「インディアナポリスでまたプレーすることを、本当に嬉しく思う。ツアーでの大好きな大会の1つで、過去にも良い成績を残しているし、現地のファンも最高で、大会の雰囲気もとても刺激的な大会。この夏にまたプレーできることを楽しみにしている。」と、2007年の初出場時にベスト8入りした大会の印象を語っていた。
昨年6月、イギリスはロンドンで行われたAEGON選手権の3回戦で対戦し、6-4, 3-6, 6-3のフルセットで勝利した世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)も彼の才能を認めている。「彼は本当に良い選手だ。絶対トップ10に来るよ。トップ5にだって来ると、僕は100%信じている。とても才能溢れる選手だからね。」と、ナダルは錦織について語っている。
2008年のシーズンで錦織は、1995年の松岡修造(日本)以来となる日本人として年末ランキングトップ100入りで終わらせており、J・ブレーク(アメリカ)を下して初優勝を飾ったデルレイビーチでは、1992年に同じく松岡が当時の韓国オープンで優勝した以来となる日本人のチャンピオンになった。
昨年のUSオープンの3回戦では、当時世界ランク4位で第4シードのD・フェレール(スペイン)を下す大金星を上げた。それは、USオープンの歴史の中で、1973年に17歳で第3シードのA・アッシュを破った、B・ボルグ(スウェーデン)以来の若さでのトップ4シード選手からの勝利だった。
今年は開幕戦のブリスベンではベスト8入りを果たすも、その後は右腕を痛め成績を残せず、3月のインディアンウェルズでのマスターズ1000シリーズの1回戦敗退後は、ツアーを離れ治療に専念している。今年2月に自己最高の56位を記録した錦織は、現在は同118位におり、全仏オープンでの復帰を予定してリハビリに専念している。
今年7月19日から26日にかけて行われるインディアナポリス・テニス選手権は、すでにA・ロディック(アメリカ)、S・クエリー(アメリカ)、T・デント(アメリカ)らが出場を表明している。同大会はその後のUSオープンへ向けてのUSオープン・シリーズの1つで、1920年から開催される歴史ある大会。過去にはP・サンプラス(アメリカ)、J・コナーズ(アメリカ)、A・アガシ(アメリカ)、J・マッケンロー(アメリカ)など後世に名を残す選手達も優勝している。昨年はG・シモン(フランス)が優勝を飾っている。
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