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男子テニスのシニアツアーのバルセロナ大会は現地時間16日に開幕、ラウンドロビンの第1試合が行われ、昨年の最終戦覇者であるC・ピオリーヌ(フランス)が、M・シュティヒ(ドイツ)を6-1, 6-2で下し、今季開幕戦を勝利で飾った。
今季のATPチャンピオンズ・ツアーの開幕戦となる今大会だったが、この日はあいにくの悪天候で、およそ3時間の遅れで試合が開始された。
1991年のウィンブルドン・チャンピオンであるシュティッヒを、わずか3ゲームしか失わずに破ったピオリーヌは「自分自身に驚いているよ。今年最初のクレーコートでのプレーが、こんなに良い出来になるとは思わなかった。サーブもリターンも良かったね。ストロークも良くて、彼にラリーをさせなかった。ミスもそれほどなかったし、全てが上手く行ったね。」と満足した様子で試合を振り返った。
1993年の全米オープンと1997年のウィンブルドンで準優勝を果たしている、39歳のピオリーヌはこの勝利で今ツアー5連勝となるが、2009年シーズンの目標は高く持っている模様。「ナンバー1でシーズンを終える。僕にとってとても重要なことであり、ゴールなんだ。」
続けてセンターコートで行われた試合では、地元勢のA・コスタ(スペイン)がP・キャッシュ(オーストラリア)を6-4, 6-4で破り、地元ファンを喜ばせた。
現役時代はクレーコートのスペシャリストとして名を馳せていたコスタは、2002年に優勝した全仏オープンを彷彿させるようなトップスピンが効いたショットで、1987年のウィンブルドン覇者であるキャッシュを撃破した。
試合後の会見でバルセロナ出身のコスタは「僕にとってこの大会はいつも特別なものなんだ。とても多くの意味があるから、ここでプレーが出来てとても嬉しい。今日は雨のおかげで大変だったけど、良い試合だったと思うよ。」と地元での試合について語った。
この他の試合では、A・ヤリドが1994年のウィンブルドン覇者のR・クライセック(オランダ)を6-4, 6-1で下したほか、F・マンティヤ(スペイン)がM・グスタフソンを6-1, 6-4で破っている。
ATPチャンピオンズ・ツアーの試合は3セットマッチで行われ、セットオールで突入する第3セットは、チャンピオンズ・タイブレークと呼ばれる方式が採用されている。これは、どちらか一方が相手に2ポイント以上の差をつけて10ポイント以上取れば勝利というもの。大会の方式も特殊で、2グループに分かれて行われるラウンドロビンで、1位になった選手同士がそれぞれ決勝に進出する。
今季のチャンピオンズ・ツアーは、このバルセロナ大会を皮切りに、5月21日からはサン・パウロ、6月17にからはイスタンブールと続いていく。
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