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男子テニスの世界ツアーを統括するATPが、2008年のリターンに関わるデータを集計した結果、世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)が全4部門の内3部門でトップの成績を残し、サーバーにとって最も危険な選手であることが判明した。
今季8つのタイトルを含む、82勝11敗とツアー最高の成績を残した22歳のナダルは、第1サーブ時のポイント獲得率と第2サーブのポイント獲得率、そしてサービスゲームのブレーク率の3部門で首位の成績を残した。唯一3位に終わったのが、ブレークポイントの獲得率で、1位のN・ジョコビッチ(セルビア)、2位のD・ナルバンディアン(アルゼンチン)の後塵を拝した。
ナダルが第1サーブ時のリターンポイント獲得率で1位になるのは、今年で2年連続となるが、ナダルは他の3部門に関しても進化を見せている。リターンゲーム勝利率では1ランクアップし、第2サーブのリターンポイント率では3ランクアップとなっている。また、ブレークポイント決定率では初のトップ10入り。
リターンとは逆のサーブに関するデータでもナダルは、全6部門のうち4部門でトップ10に入っており、第2サーブ時のポイント獲得率で1位、第1サーブの成功率で2位、サービスゲームのキープ率で4位、ブレークポイントの回避率で5位にそれぞれランクインを果たしている。
ナダルに次いでリターンゲームでの好成績を残しているのが、世界ランク5位のN・ダビデンコ(ロシア)で、ナダルが1位の各部門で2位になったほか、ブレークポイント獲得率でも7位にランクインしている。ダビデンコは、今季5度のツアー決勝進出を果たし、3つのタイトルを手にしているが、マイアミ・マスターズの決勝では、6度のブレークチャンスのうち4度のブレークに成功し、ナダルに勝利している。
今季それぞれツアー4勝を上げた、ジョコビッチと20歳のJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、さらに世界ランク12位のD・フェレール(スペイン)は、ナダルとダビデンコとともに、リターンデータの全部門でベスト10に入る成績を残し、今季を終えている。
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