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USオープンテニス大会第9日目の2日、女子シングルス準々決勝が行われ、第5シードのE・デメンティエワ(ロシア)が、第15シードのP・シュニーダー(スイス)を6-2, 6-3で下し、2005年以来となる準決勝進出を果たした。
北京五輪で金メダルを獲得しているデメンティエワは、これで11連勝となり、2004年に準優勝して以来の、今大会決勝進出に後1勝と迫った。「本当にリラックスできている。しかし、改善をしなければならない。次の試合ではもっと良いプレーが必要よ。勝利はいつも自信を与えてくれて、そういうプレーを続けたくなる。」
デメンティエワの準決勝の相手には、第2シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が勝ち上がってきた。ヤンコビッチは、第29シードのS・バンマー(オーストリア)を6-1, 6-4のストレートで下し、2006年以来の4強入りを果たしている。
現在26歳のデメンティエワは、「準決勝に進めて興奮している、だけどもし決勝に行きたいのなら、もっとプレーを向上させなければならない。もし、ヤンコビッチと対戦するなら、難しい試合になる。彼女は、ツアーで最も安定した力を発揮する選手だから。」と、コメントを残した。
デメンティエワは、今季2つのタイトルを獲得しており、出場した13大会の内、9大会で準決勝以上に進出するなど好調のシーズンを送っており、ウィンブルドンでもベスト4に名を連ねている。
また、今大会でデメンティエワが優勝すると、世界ランク1位になる可能性も出てきた。さらには、1988年のS・グラーフと2000年のV・ウィリアムズ(アメリカ)に続いて3人目となる、金メダルとUSオープンのタイトルを同一シーズンに獲得した選手になる。
ここまで全てをストレートで勝ち進んでいるデメンティエワは、この日の試合で、13本のブレークチャンスを迎えるが、ベテランのシュニーダーの粘りにあい、その内の5本を活かしたに過ぎなかったものの、シュニーダーに1度しかブレークを許さず、1時間16分で試合を決めた。
第1シードのA・イバノビッチ(セルビア)がすでに敗退しているため、トーナメントで最高ランクの選手となったヤンコビッチは、今季3度目となるグランドスラム準決勝進出を果たしている。
28歳のバンマーは、現在ツアーに参戦している3人の子持ちプレイヤーの1人で、グランドスラムでのベスト8入りは、今回が初めてだった。
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