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ウィンブルドン大会第4日目の26日、男子シングルス2回戦が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)や第8シードのR・ガスケ(フランス)らが順当に勝ち進んだ一方、第6シードのA・ロディック(アメリカ)と第9シードのJ・ブレーク(アメリカ)のアメリカ勢がそろって敗退する波乱が起きた。
2004年と2005年の準優勝者である、第6シードのA・ロディックは、センターコートで世界ランク40位のJ・ティプサレビッチ(セルビア)と対戦。ロディックは、第1セットこそタイブレークの末に勝ち取ったものの、続く3セットを取られ結局、7-6 (7-5), 5-7, 4-6, 6-7 (4-7)で金星を献上した。
過去8回の出場で初めて3回戦に進めなかったロディックは、「チャンスで固くなってしまった。あれでは勝つのは厳しいし、やりたいことが出来なかった。」と敗戦を悔やんだ。
また、第9シードのJ・ブレークは、R・シュトラー(ドイツ)に3-6, 7-6 (10-8), 6-4, 4-6, 4-6とフルセットの接戦の末に2回戦で敗退を喫した。現在世界ランク8位のブレークは、これで6回目の今大会出場だが、3回戦進出が最高成績で、グランドスラム通算では、未だに準決勝に進出したことがない。
アメリカ勢のシードダウンが続出した一方、第2シードのR・ナダルは、E・ガルビス(ラトビア)から5-7, 6-2, 7-6 (7-2), 6-3で勝利を収め、3回戦に駒を進めた。
第1セットこそ、ガルビスの強力なサーブに押されていたナダルだったが、第2セット以降は戦術を変更し、逆転勝利をものにした。
「第1セットの後、少し(ベースラインの)後ろでリターンするようにしたんだ。特にセカンドサーブの時に。試合の最初の方は、攻撃的にプレーしよとしたけど、彼(ガルビス)のサーブが良過ぎたので、それができなかった。だけど、少し下がったことで、ラリーに持ち込めるようになった。そうしたら、ポイントが取れるようになったんだ。」と、ナダルは勝因を語った。
ナダルは3回戦で、M・バッサロ=アルグエッロ(アルゼンチン)を6-0, 6-3, 6-1で破った、第27シードのN・キーファー(ドイツ)と対戦する。
1936年以来の地元勢の優勝を目指す、第12シードのA・マレー(英国)は、X・マリス(ベルギー)を6-4, 6-2, 6-2のストレートで下し、地元観客の期待に応えた。
昨年、今大会でベスト4に進出し躍進を果たした、第8シードのR・ガスケは、同胞のS・グロージャン(フランス)と対戦し、6-2, 6-2と2セットアップとしたところで、グロージャンが棄権を申し入れたため、3回戦に進出した。
この他の試合の結果は以下の通り。
P・H・マチュー(フランス) (14) ○-× J・シャーディ(フランス), 6-3, 7-5, 7-6 (7-1)
R・シュティエパネック(チェコ共和国) (16) ○-× V・トロイキ(セルビア), 6-7 (1-7), 6-7 (3-7), 6-3, 6-1, 6-2
M・ヨージニ(ロシア) (17) ○-× S・ガルバニ(イタリア), 4-6, 6-4, 6-3, 3-6, 6-3
G・ガルシア=ロペス(スペイン) ○-× N・アルマグロ(スペイン) (19), 6-3, 3-6, 5-7, 6-1, 6-2
T・ハース(ドイツ) ○-× T・ロブレド(スペイン) (23), 6-4, 6-4, 6-3
M・チリッチ(クロアチア) ○-× J・ニエミネン(フィンランド) (24), 6-4, 3-6, 6-3, 6-7 (6-8), 7-5
D・ツルスノフ(ロシア) (25) ○-× C・イートン(英国), 7-6 (7-2), 6-2, 6-4
G・シモン(フランス) (28) ○-× A・カイエリ(アルゼンチン), 5-7, 6-2, 6-3, 6-4
J・メルツァー(オーストリア) ○-× J・レヴィン(アメリカ), 4-6, 6-2, 3-6, 6-4, 6-1
A・クレマン(フランス) ○-× B・ベッカー(ドイツ), 7-6 (9-7), 7-6 (7-3), 6-3
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