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エストリル・オープン男子部門(ポルトガル、賞金総額58万5千ドル、クレー)は金曜日、準々決勝を行い、世界1位で第1シードのR・フェデラー(スイス)が、ワイルドカードで出場のF・ジルを6-4, 6-1で下し、見事準決勝進出を決めた。
試合後フェデラーは「彼(ジル)は第1セットと第2セットの途中まで、いいプレーをしていた。雨による中断で、気持ちを引き締めることができてよかったよ。」と試合を振り返った。
フェデラーは準決勝でD・グレメルマイヤー(ドイツ)と対戦する。グレメルマイヤーはJ・バネック(チェコ共和国)を6-2, 3-6, 6-2で振り切ってのベスト4入り。
フェデラーは今大会、77位のO・ロクス(ベルギー)、68位のV・ハネスク(ルーマニア)、146位のジル、と50位以下の選手としか対戦しておらず、準決勝の対戦相手のグレメルマイヤーも104位。
順当に行けば、フェデラーの最大の難関は、決勝で顔を合わせることになる第2シードのN・ダビデンコ(ロシア)。ダビデンコは準々決勝で、第7シードのM・ジケル(フランス)を6-4, 5-7, 6-3のスコアで振り切って、ベスト4入りを決めている。
昨シーズンで8勝を挙げているフェデラーだが、今季はまだ優勝がなく、決勝進出さえない。今大会では今季初、通算54個目のタイトルを狙う。
一方のダビデンコは好調で現在10連勝中。先月のマイアミの大会では、世界6位のA・ロディック(アメリカ)、世界2位のR・ナダル(スペイン)を撃破して優勝している。
フェデラーとダビデンコは過去11度の対戦があるが、フェデラーが11試合全勝しており、ダビデンコは分が悪い。
ダビデンコは準決勝でF・セラ(フランス)と対戦する。セラは2006年以来、久しぶりのツアーベスト4入りで、準々決勝ではF・チポッラ(イタリア)を6-1, 6-1で倒した。
セラは現在101位だが、昨年の過去唯一のダビデンコとの対戦(クレー)では勝利を挙げており、今回の試合結果に注目が集まる。
今大会の優勝賞金は5万9千100ユーロでおよそ9万4千ドル。
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