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(スウェーデン、ストックホルム)
ストックホルム・オープン(賞金総額68万250ユーロ、ハード)は9日、シングルス1回戦を行い、2連覇中でトップシードのJ・ブレーク(アメリカ)が35歳のベテランJ・ビョークマン(スウェーデン)を6-7(3-7), 7-5, 6-3の逆転で退け、3連覇へ幸先の良いスタートを切った。
ブレークは、1997年チャンピオンで地元の声援を受けるビョークマンとは2003年以来の対戦だったが、第1セットを奪われる苦しい立ち上がりに。しかし、第2セット以降で4度のサービスブレークに成功して逆転勝利を掴んだ。
現在ブレークは上海で行われる最終戦マスターズ・カップに向けた年間獲得ポイントレースで9位におり、上位8選手しか出場できない同大会への2年連続出場を狙うには、今大会での上位進出が鍵となる。2回戦では、F・ダンチェビッチ(カナダ)とP・ベッセル(オランダ)の勝者と対戦する。
第4シードのT・ハース(ドイツ)もO・ロクス(ベルギー)を6-4, 6-1で倒し、2回戦へ進んだ。今大会では2004年にベスト4入りを果たしたハースは、「今日は特にリターンが上手く行き、とても快適にプレーできた。彼(ロクス)は特にインドアの試合では注意しなければいけない選手だから気を抜かずに戦ったよ。」と、会心の勝利を振り返った。2回戦ではA・モンタネス(スペイン)と対戦する。
その他、第7シードのI・カルロビッチ(クロアチア)がN・マス(チリ)を7-6(8-6), 6-7(4-7), 6-4で振り切って初戦を突破した。
また、年明けまでトップ10にいたM・アンチッチ(クロアチア)がA・ディリック(アメリカ)を6-1, 6-4で下し、2ヶ月ぶりの白星を手にした。徐々に本来のプレーを取り戻しつつある23歳のアンチッチは、今年は災難続きのシーズンで、伝染性単核球症をわずらい半年間ツアー離脱を余儀なくされた後、復帰してもすぐに肩を痛めてUSオープンも欠場。現在ではランキングも56位まで下がっている。
アンチッチは、「今はこうしてコートに立てるだけで幸せだ。現在の目標は、年末までに数大会に出場すること。健康であること。ファンと一緒にいられること。仲の良い選手達とロッカールームで楽しい時間を過ごせること。これが戻って来たらいいって思うんだ。今年はそれが一番欠けていことだからね。」と、ツアーに戻れた喜びを素直に表していた。
今大会の優勝賞金は13万5千700ドル。
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