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(ロシア、モスク)
男女同時開催のクレムリン・カップが月曜日に開幕し、大会初日の8日はそれぞれシングルス1回戦などが行われた。
男子部門(賞金総額100万ドル)では、第6シードのP・スタラーチェ(イタリア)がF・セラ(フランス)に6-4, 4-6, 3-6と逆転負けし、早々に大会を去る結果となった。セラはここ4大会中3大会で1回戦負けを喫していたため、嬉しい初戦突破となった。
その他の試合では第8シードのP・コールシュライバー(ドイツ)がJ・ギメルストブ(アメリカ)を6-1, 6-3で、2004年大会でベスト8入りしたR・シュティエパネック(チェコ共和国)がT・ガバシュビリ(ロシア)を7-5, 6-3で、J・ティプサレビッチ(セルビア)がS・ロイトマン(アルゼンチン)を3-6, 6-4, 6-4で、それぞれ下して2回戦へ駒を進めた。
トップシードは2004年と昨年に優勝を飾ったN・ダビデンコ(ロシア)で、JW・ツォンガ(フランス)と火曜日に1回戦を行う。男子部門の優勝賞金は14万2千ドル。
男子ダブルスでは、M・サフィン(ロシア)/D・ツルスノフ(ロシア)組が、E・コロレフ(ロシア)/I・クニツィン(ロシア)組との試合を7-5, 6-3で制し、2回戦に駒を進めた。また第1シードのD・ネスター(カナダ)/N・ジモンイッチ(セルビア)組も、I・アンドレエフ(ロシア)/Y・シューキン(ロシア)組に4-6, 6-1, 10-6で逆転勝ちした。
女子部門(賞金総額134万ドル、ティア1)では、初出場の第5シードM・バルトリ(フランス)がA・ボンダレンコ(ウクライナ)を6-2, 7-5で下し2回戦進出を決めた。
ウィンブルドンで見事な準優勝を飾った23歳のバルトリは、最近の3大会中2大会で初戦敗退を喫するなど調子を崩していたが、この日はわずか27分で第1セットを奪うと、相手の45本ものミスに助けられ6度のブレークを奪い、今季2度目のボンダレンコとの対戦で2連勝を決めた。
バルトリの2回戦の相手は、E・ダニリドー(ギリシア)を7-5, 6-1で下したV・ドゥシェヴィナ(ロシア)。地元ロシアで行われるこの大会で2回戦の壁を越えたことがないドゥシェヴィナだが、バルトリとの対戦成績は6勝2敗と大きく勝ち越しており、3回戦進出に期待がかかる。
その他の試合では、第7シードのP・シュニーダー(スイス)がE・ロワ(フランス)を6-4, 6-1で退け順当に2回戦へ進んだ。昨年ベスト8だったシュニーダーは、順当に勝ち上がると準々決勝で第2シードのM・シャラポワ(ロシア)と顔を合わせる。
今大会は、トップシードが世界ランク2位のS・クズネツォワ(ロシア)で、第3シードは昨年覇者のA・チャクエタゼ(ロシア)で、第4シードはS・ウィリアムズ(アメリカ)となっている。上位4シード選手は1回戦が免除されており、2回戦からの登場となる。今大会の優勝賞金は18万2千ドル。
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